しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

伊良部大橋建設なう

2013-10-17 18:04:49 | たーけの橋

2015年1月完成をめざしている「伊良部大橋」。

無料の橋としては国内最長の、全長6,400m、本橋部3,540m。

これを覚えるのに地元では サンゴシオ の橋といっていますな。

人口5,700人の伊良部島と49,000人の宮古島を結ぶのに380億円が投じられているのです。

その効果は、離島架橋のどのレポートにも載っている

「ヒトとモノの交流活発化」「病気やけがへの24時間対応による安心な生活の確保」「住民の島外流出による過疎化への歯止め」「交通の随時性確保による雇用機会創出・観光振興」

でありましょうが、この橋の効果で忘れてはならないことがあります。

「宮古島地下ダムからの送水による農業用水の確保」

なのです。

左が8月の工事進行状況。右が10月中旬の状況ですね。

    

工事桁の位置から見て着実に進んでいることが確認できます。

島では今、いくつかの不安があります。

一つは、宮古島の中での誰が住むのかしら住宅、集合住宅建設ブームです。伊良部島の住民の移住のためではないかいうぐらい部屋数が増えています。

橋が完成した途端に一気に建設業がしぼんじゃったりして。

観光に関しても、島間移動が楽になっても他県からの観光客が増える要因とはなるのかしら。

もっとも重要なのは、伊良部島の隣にある訓練空港「下地島空港」と「宮古空港」の機能分担です。

新聞の投書欄にも「下地島空港の自衛隊利用」を唱える人たちが声を上げ始めています。

この件は、日を改めて記すことにして、完成後「たーけーの橋」にならないよう注視していかなければなりませぬ。


新緑の季節

2013-10-15 17:34:49 | 生き物達

またまた大型で強ーい勢力の台風が本土へ向かっておりますね。

この台風のアジア名は「ウィパー」   タイの女性の名だそうそう。

この島でも、このウィパーの外縁に吹く強い北風が舞っております。

被害が最小に収まるよう祈っております。

この前の台風フィートウで葉を飛ばされた植物たちが息を吹き返し始めています。

プルメリアにアラマンダ。幹の先、枝の途中に新芽をつけ、まるで春先の勢いです。

         

そーなんです。この地では、冬の後に一斉に芽吹く新緑の季節というものがない代わりに、台風の後に新緑の感激が味わえるのです。

しかーし

さすが怪物モンステラは、そんなかわいいことではすまされません。

                     

親の葉がすべてちぎれ飛んだというのに、その間に潜んでいた新芽が1日でこのとおり。その根元には、すでに新芽が膨らんでいます。

花言葉は「うれしい便り」とのことですが、この成長力はちょっとこわーい。

ウィパーの先の皆様、気を付けてくださいね。雨宿りとか云っていると帰れなくなりますよ。


お菓子御殿のレストランに行ったことあるかい?

2013-10-10 17:41:51 | 島食

現勤務先の仕事場では就業時間中、ず――――っとラジオが聞こえています。

仕事に支障になるわけでもなく、会話の邪魔になるわけでもない微妙な音量で、根っからのながら族であった爺には問題にするようなことでもないのですが....

災害や緊急ニュースを聞き逃すことのないよう何気なく聞き耳をたてていたりして。

そんな空気のようなラジオ放送ですが、時々えっ!!というアナウンサーのミスや空耳にドキッとすることがありまする。

そのうちの一つ。

沖縄に来られたことのある方なら必ずお土産にするであろうお菓子。「ちんすこう」と人気を2分するのが「紅イモタルト」

このお菓子の元祖を標榜しているのが「お菓子御殿」。会社名は「ポルシェ」といいます。

県庁北口のスクランブル交差点から国際通りに入ってすぐ右にある琉球王朝風の店舗を覚えておいででしょうか。

最近、この会社が経営するレストランのCMが耳につきます。

       おっ菓子御殿のレッストランに行ったこっとあぁるかい?♪♪

       カエルにクジラにヤンバルクイナにうーーーんが良ければ♪♪

       〇※△かもね♪♪ かもね♪♪

この伏字のところがよく聞き取れない。

まさか、「食えるかもね」では!?

じぇじぇじぇ!ですよ。

そーいえば、宮古島が舞台の朝ドラのあとの「あまちゃん」。時々出てくる気動車の「宮古」の行先表示がむなしかってん。 どーでもいいっか。

この〇※△はどうも  「会える」  という歌詞らしいのですが、「レストランで会えるものではないでしょうクジラにヤンバルクイナ」という突っ込みもものかわ、毎日同じような時刻に聞かされて、なんか同じ突っ込みを習慣づけられているような気がしております。

次の島食。

極彩色でゆるゆるの身、揚げ物にしたらみんな同じ味という沖縄の近海魚の中で、ごくごく少ない爺の好物、ビタロー。

ハナフエダイともアマダイとも呼ばれている魚ですが、塩焼き・バター焼きいずれも美味。

めったにないことですが、地元の魚屋にあるのを見つけました。

            

予想通りうまかった。また食いたい。

なお、こちらではヨスジフエダイもビタローと呼んでいるらしいのですが、おいしければどっちでもいいです。

すごい組合せの島食紹介になったなぁ。

 


何事もなかったわけでもなし

2013-10-07 17:49:02 | 台風

今年は台風の話題が多く食傷気味ですが、ご報告を。

23号フイートウは中国大陸に達しましたが、そのあとを追うように24号ダナス(フィリピンの命名で意味は「何事も経験ダナス」だそう)が現在、本島の東を九州に向かって北上中です。

こいつは今のところこの島に影響はありません。

さて、フイートウですが、5日の夕方からほぼ1日暴風圏で島を覆い、住んでいる地域では5日18時から6日13時15分まで19時間の停電で島の生活に不便を強いました。

被害の全容はわかっていませんが、最大風速42mに達していたようです。

こいつが島の東を通過したおかげで、北の風から西の風、最接近時は南の風で通りすぎてから東の風とぐるりと1周の風を経験しましたよ。

気の毒だったのは、地に生える植物たち。キビ前後左右に振り回され、庭の花木は葉が飛ばされ、枝が折れ、根が浮き上がり。

   

そんな中で真っ先に行動を始めたのが老愚犬「チビ」  ちゃっかりとアネックスとする我が家の駐車場で被害見物。

                       

さて奇妙なことがおこりましたとさ。

LANAIと称しているベランダには、木製のベンチと七輪などがおかれ、最初の北の風で影響がない方向だったので、放置しておいたのですが....

                      

ベンチはひっくり返り、ウッドデッキ材は、排水溝の掃除のため1枚はずして置いたものですがどこに飛んで行ったのやら

                     

真下に転がっていました。左の柱の前に落ちています。

こんな状態だったのに、ベンチの陰にあった七輪と炭を扱う炭ばさみ、捨て忘れた割り箸は接着したかのように元の位置。

                     

最近、この島に伝わる「炭焼き太郎」伝説に因んだ泡盛古酒「ニコニコ太郎」を某A知県に送ったので、太郎が出てきて守ったのかしら?

コワーーーッ


台風23号フィートウ

2013-10-03 17:54:13 | 台風

しばらく、東の海上で生まれて北へ去っていた台風が4号ぶりにどんどん北西に進路を変え、直撃コースで向かってきています。

まあしょうがないですけどね。

アジアでの名前は「フィートウ」 ミクロネシアの花の名前に由来するとのこと。どんな花かは不明。

週末の行事はいち早く中止を決定、ひざを抱えて通り過ぎるのを待つばかり。

ここの所、スコールが頻発し、いつ雨が降るか予測できない天候が続いていますが、そんな中、宮古人でも2輪車に乗るときはカッパを着用します。

しかし、足元はというと

            

沖縄県道路交通法施行細則(抜粋)

第12条 法第71条第6号に規定する車両等の運転者の遵守事項は、次の各号に掲げるものとする。
(1) かさをさし、物をかつぎ、又は物を持つなど視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で車両を運転し、又は車両に乗車させないこと。
(2) 下駄、又は運転をあやまるおそれのあるはきものをはいて車両(軽車両を除く。)を運転しないこと。
 
2台とも×ですな。いやいや、島では9割が×でっせ。
 
この履物、一般には草履またはサンダルと呼ばれているもので、島では「サバ」と言ってます。
 
いきなり船の上で、「サバ取って」とか「サバは危ない」と云われてもうろたえないように。
 
ヤマトでは「数をごまかす」ことを「サバを読む」といいますが、この島では「サバに何か書いてあるか?」と問われるかも。
 
停電だけにはならないでくれ。