台風2号が報道で大騒ぎするほどのこともなく(進路から離れた本土では線状降水帯の発生で死者も出るという騒ぎだったにもかかわらず)過ぎ去り、台風3号も南海上を北上する空梅雨の沖縄です。
昨日は、コロナの格下げで活発になったクルーズ船が入港しました。
入港したのは那覇から台湾の基隆(キールン)に向けた総トン数11万4261トンのコスタセレナ号。
入港時刻は午前8時、出港は午後4時とのことでした。
このクルーズ船が接岸したのが2020年6月に運用を開始したクルーズ船専用専用バース。
それまで5万トンを超えるクルーズ船は平良港沖に停泊し、大型客船に備えられているテンダーボートで陸との間を連絡するという不便を強いられていましたが、22万トン級までが接岸できる専用バースと受け入れ施設供用により入国手続き、滞在時間が飛躍的に改善されたとのことです。
これはちょうど1年前、供用はしたけれど寄る船もない専用バースを選ばれた市民(偶然通りがかった時に無理やり参加許可を得た市民を含む)に開放した時の貴重な埠頭の様子。接岸しているのは2020年に就航した海上保安庁の巡視艇「みやこ」3,500トン、全長120ⅿ。
ここに昨日接岸したのが「コスタセレナ」11万トン、全長290m。でかい!船腹にへばりつく黄色いテンダーボートにふ頭上の赤い大型バスを載せて発射できるほどではないか?!
この結果、テンダーボート時代との観光行動に大きな変化がみられることとなりました。
以前のテンダーボートは、平良港にある伊良部島との連絡船利用客(伊良部大橋完成のため現在はいない)のための待合ターミナルになっていたところに接岸し、市街地に比較的近いところで入国可能でした。
また、大型バスが駐車できるスペースもなくタクシーや徒歩で市内観光をする客がそれはそれは賑わしく歩き回っておりましたが、現在はこの場所から1キロほど離れたところにあり数十台の大型バス駐車が可能となったことで自由度が減りバスに乗せられて観光する客が多くなったようです。
そこで誕生したのがクルーズ船入港の時だけ開店するドラッグストア。
これは日本全国に17店舗(HPより)を擁し、韓国KOSDAQ市場を上場証券取引所とする訪日観光客向け免税店「ドラッグ ヨシヨシ」
バスに乗ったら有無を言わせずここに連れられてくるのでしょうね。
いや、シャッターはおりていますがすでに客は中にいるのかも。
勤務先が港と市街地との動線上にあるため、以前は「やかましいわい」と思っていましたが、ほとんどの人が宮古島の空気だけを吸って、上記をを含む免税店まで輸送され、地元には落ちてこないお金を使ってお帰りになるのでしょうね。
合掌
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