宮古島まもるくんとまるこちゃんは現在、交通安全キャンペーンで地道に働いております。
さてこちらの守君
CDは発売中止、書籍は絶版、講談社のHPからも削除。
ちょっといぶかしく思いながらも読んでしまった悔しさもあり、感想文にしてみました。
感想文の元ネタは、中学生の読書感想文。
まなじりを上げずに眺めてね。原作者には何の責任もないですから。
暴露された週刊文春は宮古島ではちょうど1週間遅れの12日水曜日の午後に入荷です。その記事との不整合はこちらの責任でありますのでよろしく。
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私は、「交響曲第一番」を読んで、嘘をつきとおすことのむずかしさをあらためて知りました。
著者は、1999年全聾となる悲劇に見舞われながら、『「聴覚障害を売りものに......」という誤解を受けながら、同情票を得ながらのうのうとメディアの中で作曲家として進んでいけるほどの図太い神経は持ち合わせていませんでした。.....考えに考えたあげく....作曲家人生からリタイヤしよう。』と記しています。私はこんな図太い神経を持ち合わせた著者に憧れます。もともと作曲なんかしていなかったのですから。
もしも、私が著者と同じ立場だったら、きっと毎日不安と恐怖で生きた心地がしなかったでしょう。そう思うと、著者の心の強さに驚かされます。
全聾を演じ作曲家を演じ続ける著者は二度も自殺未遂を重ねます。そこでようやく自分がおかしいことに気づき、精神科を訪ねますが抑うつ神経症は悪化の一途をたどります。1日に15種類の薬を飲見続ける生活は、愛弟子とされる四肢障害の少女に力を与えてもらい、「行きたい私への再生」へと変わっていきます。
この話を読みながら過去の自分を振り返ってみました。
今までは、いやなことがあると他人のせいにし、薬に頼ることなく、力を与えてもらえるたくさんの友人に恵まれていることに気づくこともなく、なんて嫌な人間だったのだろうか。
だからこれからは、家族や友人や知人たちと一緒に過ごすありふれた時間を大切に生きようと思います。私は私らしく悩んだり、怒ったり、酒を飲んだりしながらたくさんの壁を乗り越えていこうと思います。
そして、くじけそうになった時、自分の進む道に迷った時はこの本を思い出し、勇気をもって新しい一歩を踏み出そうと思います。
著者もきっと、今回のことを乗り越えられる強い意志と虚構の世界で乗り越えて生きていくことだと思います。
著者は最後に
『真実は闇の中にこそ隠されている―宝物は決して光の中でなく、闇の中にこそ巧みに隠されているように』
と記して終えています。
闇の中に確かに真実はあった。T橋D輔君がショートプログラムに使用しなくともいずれ光の中に引きずり出される運命として。
ご清聴ありがとうございます。
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