虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

冬期講座の本質

2012-01-08 | 塾長日記
12月25日から始まった冬期講座が終了した。
正月は3日~5日まで正月特訓を行った。

以前、保護者様からこんな質問をされたことがあった。
「先生、ここまでやらないと高校に合格できないのですか?」って。
私は「高校は合格できると思いますよ」と。

「では、なぜこんなにも長時間行うのですか」と尋ねられたので
私の考えをお話ししました。

「私は将来のお子さんの為に行っています
 お子さんは高校受験以上の大きな壁にこれから遭遇して行きます。
 その時に15歳の冬に頑張ったことが大きな自信となって行くはずです。
 やればできる。僕の限界はこんなもんじゃないって自分を奮い立たすはずです。
 その時の種火がこの冬期講座であり、正月特訓なのです。
 上野塾の年間行事の中で夏期講座も期末学習会も大変ですが、
 この冬期講座と正月特訓以上のものはありません。
 冬期講座を終えた子どもたちはきっとこれからも強く生きて行きます」と。

長い人生の中で上野塾が関わる時間は本当に瞬きのようなわずかな時間でしょう。
そこで自分の本質を探り出して欲しい。生きる術を掴んで欲しい。
そんな気持ちで接しています・・・。




今は第4回岐新の真っ最中。
これが終わったら学年末試験、私立入試、
特色選抜と怒涛の如く気の抜けない試験が続く。
我々教師陣も気を引き締めて今年度の最終コーナーを走り抜ける。
コメント (2)
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このあと正月特訓成果テスト

2012-01-05 | 塾長日記
理解できた者はout put。
不明確な者はin put。



さぁ、試験開始時間が迫ってきた。
班長、自分の班員をまとめるんだ。





2週間後に本試験を控えた者、
弱点補強トレーニングを要する者は
別メニューで特訓。



来年度導入新システムをここで動かす。
ドンドンやれ!
今日と言う時間を無駄に過ごすな!
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この経験をこれからの自分に活かしなさい

2012-01-05 | 塾長日記
毎年正月は自分の家族よりも長く中3塾生たちと時間を共有する。
3日と4日は深夜0時まで。
そのあと本校の生徒は遠方から芥見校に来ているので
自宅まで送り届ける。

今年の3日の深夜は山県市美山の柿野、谷合、葛原までバスで送り届ける。
最終送り完了時間は午前1時半を過ぎる。
私が自宅に戻るのは午前2時だった。

本当に遠くから塾に通ってくれている。
近くにある塾を飛び越えて私たちの上野塾に通塾してくれる。
心から感謝している。

今日は昨日の冷え込みで路面はアイスバーン状態。
芥見校午前10時開始には美山の生徒たちは午前8時半に家を出て
集合場所の本校に午前9時前に到着する。
遠方であるので自転車来れる距離ではない。
親御さんの車送迎でこれもできることである。
今回の正月特訓運営にもこういった親御さんの協力があってできること。
これにも感謝したい。

教材進度が若干遅れているので理科のテスト問題を2枚宿題で出した。
自宅に戻ってから深夜3時までかかってやった者もいた。
机の前で寝てしまって早朝起きてやった者もいた。
きっちりやって本日の朝を迎えた者が大半だった。

その中で1名の塾生(A子)が睡魔に負けて寝てしまい、
朝も起きることが出来ず電話をしても応答がない。
やむを得ず私が自宅まで迎えに行った。
本人の名誉の為に記すが、このA子は上野塾自慢の娘だ。
幼少の頃にお母さんと死別し、お父さんが母親代わりをされ
小学6年から中学3年まで通塾してくれている。
お父さんは正月休暇を終え、すでに仕事が始まっている。

遅れてバスに乗り込んだA子は私に「すみません」と。
私は「皆に謝りなさい」と言う。
すると申し訳なさそうに「ごめんなさい」と。
日頃から徳を積んでいるので誰一人責めるものはいない。
するとA子はバスの中で理科の問題を解き始めた。

私の朝スピーチの中でA子の話をした。
「ピンチはチャンス。自分の蒔いた種は自分で刈り取れ。
 いい意味での裏切りと挽回をせよ」と。



A子は朝食も摂っていないが気持ちを切り替えて
特訓3日目をスタートさせた。
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卒塾生たちからの応援歌

2012-01-05 | 塾長日記
昨日の深夜0時までの後輩支援を終えた卒塾生たち。
彼らは後輩にこんな言葉を残した。

妥協するな!(TH)
自分のペースで!(SG)



最後まであきらめず頑張ってください(TK)



あきらめなければ結果は出る(NK)



日々の努力は必ず裏切らない。
最後まで走り切れ!(JU)



悔いを残さないように努力し続ける(MK)



毎日コツコツ努力して悔いを残さないように(TA)



最後まで努力をし続けよう(RU)



1月5日から高校授業が始まるKUとYUは一日だけの応援だったが
こんな言葉を残してくれた。

最後まで気を抜かずに、頑張れ受験生!!(KU)



努力に勝る天才なし!頑張れ!(YU)



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今年の寄せ書き白布は・・・

2012-01-04 | 塾長日記
昨年から始めた寄せ書き白布。
2011の正月特訓に15歳の受験生に自分の決意を綴ってもらった。



それが見事全員合格の快挙を果たした3月16日に
寄せ書き白布はこんなに勢いを増した。



今年の文字は「絆」
大震災の年度に受験をする子どもたちに
みんながひとつになって偉業を達成して欲しい思いから
この文字を選んだ。



私の字など決して上手いとは言えない。
そこに受験生の子どもたち、OB・OG生が
今の正直な気持ちを書きとめてくれた。
ありがとう。

今年の3月19日(月)のこの寄せ書き白布は
子どもたちからどんな手のぬくもりを感じるだろうか。

また子どもたちはこの寄せ書き白布から
どんな温かさを感じるだろうか。

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上野塾OB・OG集結

2012-01-03 | 塾長日記
みんなありがとう。
今年は10名の卒塾生が応援に駆け付けてくれた。









西国原から激励が飛ぶ



それを聞き入る塾生たち





質問部屋に、OB・OG生それぞれに担当テストを割り当てる。



さぁ、質問会開始







質問に行った者は先輩からしっかり聞いて来い。
それを班員にきっちり伝える。
out put学習は、in put学習よりも効果的なことは
今までの経験則から分かる。
頑張れ!15歳の戦士たち!


今年の寄せ書き白布
テーマは「絆」
それに休憩時間に書き込む。



<受験生の保護者様>
受験生たちは先輩たちの部屋に駆け込んでいます。
教室内が活気に溢れています。
頑張っています。見守っていてあげてください。

<OB・OG生の保護者様>
毎年正月に後輩の為に応援に駆けつけてくれる先輩の姿を受験生が見ています。
その支援バトンが今年もきっちり繋がってくれました。
これはお金で買えない財産です。
本当に貴重な時間を後輩の為に提供していただき
ありがとうございます。
こういった場に送り出していただける保護者様に
心よりお礼を申し上げます。
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Happy Air Mail

2012-01-03 | 塾長日記
アメリカに住むAHからAir Mailが届いた。
いつまでも私たちのことを気に留めてくれて嬉しい。



AHは一昨年の夏に塾生の前で話をしてくれた。
夢を持つ大切さ、決して諦めない強い気持ち。
私が日頃話していることを自身の実体験で語ってくれた。

以下はその時の記事
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↓私と黒田の教え子AHが上野塾に来てくれた。
 彼女はアメリカ、ニューヨークのジャーナリスト。
 フライトアテンダントの経歴も持つ優秀な女性だ。
 岐阜に戻ると私や黒田に連絡をしてくれる。
 嬉しいことだ。
 今日は中3受験生に自分の経験も踏まえた「夢実現」の話をしてくれた。



↓AHの話を子ども達は一生懸命聞いていた。
 子ども達からも質問が出た。
 それが嬉しかったとAHも言っていた。



↓黒田からの質問に正直に答えてくれた。
 「辛かったこと、後悔したことだってあります。
  でもそれをバネにしてもう一つ上の目標を設定して
  それを実現できるように頑張りました」って。
 本当にこのAHは『藍より青く』を完全に果たしたよ。

 

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AH、嬉しかったよ。
帰国したら必ず訪ねてくるんだぞ!
ありがとう。
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2012正月特訓開幕

2012-01-03 | 塾長日記
45名の中3生が上野塾芥見校に集結した。
誰ひとり欠席者、遅刻者なしに開幕・・・。
当たり前のことだが、当たり前のことを
当たり前にやることが大切に思う。





今日の教室掲示の格言は
「輝く未来をみんなほしがるけど、
 輝く未来ってただ単に全部、今の積み重ね」とある。
私も小さな積み重ねこそが一番大切なことだと思う。







開式にあたり、昨年の正月特訓作文を3つ紹介した。
正月特訓が一体どんなものなのか、
この特訓を通してどんな体験をしたのかを
子どもたちの生の言葉で紹介した。





班長、進行係、記入係、掃除係、食事係とみんなに役目を与える。
決して受け身ではいけない。みんなでこの正月特訓を作り上げて欲しい。
そしてこれからの受験ロードのエネルギーにして欲しい。



教室玄関に、紅白しだれ梅の木を置いた。
この木に白や赤の梅の花が咲き始めるころには
自分の進路を決める者も出てくるだろう。

頑張れ!上野塾の受験生たち!
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教え子からの年賀状

2012-01-02 | 塾長日記
今日芥見校のポストを開いたら
こんな可愛い年賀状が届いていた。



我々スタッフ陣の似顔絵入り
左から吉喜、奈津美、私、黒田、西国原、杉浦
ありがとう。嬉しいです。
玄関に飾っておきます。
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明日から正月特訓!

2012-01-02 | 塾長日記
今年も正月特訓が始まる。
横断幕、教材、各種帳票の準備を先ほど終えた。
明日45名の中3生が正月特訓に集う。



6名ごとに班編成。各自の役割を明確にして
皆でこの特訓を成功させる。



歴代の記録も掲示した。
先輩たちも同じ問題に挑んだ。
壁にぶつかり、もがき苦しみ、
自分の力でその壁を飛び越えて行った。
この3日間で感じ取ったことは
これからの自分に必ず活きてくる。
先輩たちがそう語ってくれている。



受験生へのお年玉も準備完了。



教室には鏡餅。



2012熊手をお千代保さんから預かってきた。
いつものように50円玉100枚で。





今年はこんなサプライズがあった。
俵には朱書きで「叶」、墨汁で「上野塾」と。
ありがとうございます。


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2012笑顔満載の15歳の春を願って!

2012-01-01 | 塾長日記


上野塾を信じて元気に通っていただける地域の塾生さん、
大切なお子様を上野塾に預けていただける保護者様、
保護者様の車送迎に場所を提供していただけている会社社長様、
お店の店長様、芥見校の大家様、ビルテナントの企業様、
そして地域の皆様、いつも大変お世話になっております。
地域で塾を運営させていただく上で、
我々教師の授業中の大声や塾生さんの元気な声、
送迎の自動車の出入りの音などで、地域の皆様には
何かとご迷惑をお掛けしておりますが、
皆様の寛大なるご理解とお力添えをいただき、
本年も上野塾に灯りがともせることを、
心からお礼申し上げます。



上野塾は平成17年の4月に山県市藤倉で産声を上げ、
今年の4月で丸7年になります。
開塾当初、26名で船出した上野塾は
昨年220名を数える塾生さんと
航海を続けることができる塾に成長させていただきました。
これはすべて私と私の分身の上野塾を支えていただけた方の
お陰であると思っています。本当にありがとうございます。
この感謝の気持ちを今年も忘れることなく、
地域の子どもたちと大きく広がる大海原の航海を続けたいと思っています。
今は、高校入試本番の真っ只中です。
2月・3月に受験に挑んだ塾生さんから見事自分の志望校を突破し
「先生!合格したよ!」の声を聞くことに、今一番の力点を置いています。



併せて、上野塾平成24年度の準備も進めさせて頂きます。
平成24年度は学習要領の改定で、中学の学習内容が大きく変わることは
該当学年のお子さんをお持ちの保護者様は周知のことだと思います。
具体的事例として、中学英語の単語数が今まで900個であったのが、
新年度から1200個になります。
教科書のページ数も、各教科30ページから50ページ増量になり、
中でも数学においては中1・中3で、100ページ以上の増量となっています。
学校の授業内容も今よりもレベルが高くなり、授業密度も濃くなって行きます。
今までは僅かな時間の家庭学習で、学校定期試験を
難なくクリアできた生徒さんも、今後は難しくなって行きます。



この新改定の流れに乗れた生徒さんと、昨年までの
「ゆとり教育」の流れを引きずったままの生徒さんとの学力格差は、
ますます拡大することは誰もが予想できることです。
私は今回の学習指導要領の改定に併せて、
お子さんの学習に取り組む姿勢の根幹を
見つめなければならないと思っています。
「自分が決めたことを必ずやり遂げようとする強い意志」
「自分が立てた目標に対して一歩一歩階段を上る不変姿勢」を
大切にできるお子さんへと成長されるよう応援させていただきます。



そうした基盤の上で学習の決まり事(文法・定理等)を理解し、
数多くの問題に挑む。今後は問題演習の反復回数を増やすことが
指導現場には必要不可欠です。
塾は成績を上げることが第一義。
全塾生さん、保護者様に100パーセントの
満足をしていたくことが上野塾の使命です。
私はこの新改定の流れに合致した塾改革を昨年11月から進めてきました。
実際の指導現場では改良・改善が今後出て来ることもあると思いますが、
上野塾は地域の子どもさん達を応援する、
進化を停めない学習塾であり続けることをここに誓います。



私たちが塾生さん達と過ごす時間は
人の一生から見ればほんの僅かな時間、
瞬きをするような時間だと思います。
塾生さんたちがやがて青年・大人になって過去を振り返った時に
「上野塾、厳しかったけど今の自分に生きているな」と感じ、
私たちが塾生さん達の前で話したことを、
ご自身の息子さんや娘さんに話していただけるようなことがあれば、
この上野塾がささやかながら地域に存在した足跡として残り、
私は至福の幸せを感じることと思います。
これまで大好きな塾をこの地域で行わせていただけた感謝の気持ちと
この仕事への誇りと自信、そして覚悟を持って与えられた
塾教師人生を自分に合った歩幅で歩んで行きます。
本年もどうかよろしくお願い致します。
コメント (6)
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