虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

この経験をこれからの自分に活かしなさい

2012-01-05 | 塾長日記
毎年正月は自分の家族よりも長く中3塾生たちと時間を共有する。
3日と4日は深夜0時まで。
そのあと本校の生徒は遠方から芥見校に来ているので
自宅まで送り届ける。

今年の3日の深夜は山県市美山の柿野、谷合、葛原までバスで送り届ける。
最終送り完了時間は午前1時半を過ぎる。
私が自宅に戻るのは午前2時だった。

本当に遠くから塾に通ってくれている。
近くにある塾を飛び越えて私たちの上野塾に通塾してくれる。
心から感謝している。

今日は昨日の冷え込みで路面はアイスバーン状態。
芥見校午前10時開始には美山の生徒たちは午前8時半に家を出て
集合場所の本校に午前9時前に到着する。
遠方であるので自転車来れる距離ではない。
親御さんの車送迎でこれもできることである。
今回の正月特訓運営にもこういった親御さんの協力があってできること。
これにも感謝したい。

教材進度が若干遅れているので理科のテスト問題を2枚宿題で出した。
自宅に戻ってから深夜3時までかかってやった者もいた。
机の前で寝てしまって早朝起きてやった者もいた。
きっちりやって本日の朝を迎えた者が大半だった。

その中で1名の塾生(A子)が睡魔に負けて寝てしまい、
朝も起きることが出来ず電話をしても応答がない。
やむを得ず私が自宅まで迎えに行った。
本人の名誉の為に記すが、このA子は上野塾自慢の娘だ。
幼少の頃にお母さんと死別し、お父さんが母親代わりをされ
小学6年から中学3年まで通塾してくれている。
お父さんは正月休暇を終え、すでに仕事が始まっている。

遅れてバスに乗り込んだA子は私に「すみません」と。
私は「皆に謝りなさい」と言う。
すると申し訳なさそうに「ごめんなさい」と。
日頃から徳を積んでいるので誰一人責めるものはいない。
するとA子はバスの中で理科の問題を解き始めた。

私の朝スピーチの中でA子の話をした。
「ピンチはチャンス。自分の蒔いた種は自分で刈り取れ。
 いい意味での裏切りと挽回をせよ」と。



A子は朝食も摂っていないが気持ちを切り替えて
特訓3日目をスタートさせた。
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