虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

理髪店で

2008-01-06 | 塾長日記
いつもの理髪店にやっと今日行けた。明日から会社や学校が始まる関係で今日の理髪店は混んでいた。昔は理髪店に年越し前に駆け込んだ記憶があるが、「最近は休み明け前に来店するお客さんが増えている」と店長が話していた。そんな中、新しい見習(研修)中の青年がいた。サッサと動きまわる姿は、待ち時間の我々を退屈させなかった。
店長に「気持ちのいい青年が入りましたね」と言うと、「身体にハンディキャップがある子なんですが、頼んだことは即やってくれます。決して後回しにしないんです。私が次に何をやるのかを察して準備をしてくれます。素直な子です。素直が一番ですね」と。
どんな世界でも、弟子が力をつけて行くには、師匠から素直な気持ちで学ぼうとする姿勢と先を考えた考動(考えた動き)が鍵を握ると思う。この青年は聾唖というハンディがあるのだが、彼は師匠の口の動きをしっかり見て、師匠は何を言っているのか、何を次に望んでいるのかを判断し、見事にフロアーを小走りに動き回っていた。
気持ちの良い青年だった。
コメント
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