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カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



能の前座講演のご報告なり~




今朝は6時前に起きて、京都である研究会に出掛けるを駅まで送って行きましたの。
うーっ、眠い。
何だろ、7時前ゆうのに既に暑いしさぁ。
せっかく早起きしたんだから時間を有効に使おうと思ったけど、無理無理!
掃除機を掛けただけで眩暈がしたよ。
つうわけで、お菓子作りは敢え無く断念。
あーあ。明日は出来るかなー。

さて、昨日の話ね。
面白いことも一杯あったんだけど、いざ打とうと思ったら、どうでもよくなっちゃった。(笑
どこまで集中力が続くかわかんないけど、やってみます。ホホホ。
まず、楽屋に通されたんですよ。
楽屋入り口で靴を脱ぐんだけどさぁ、こんな↓注意書きがあったの。
>裸足、またはストッキングはご遠慮ください。靴下か足袋に履き替えて下さい。
ええっ!私、ストッキングを履いてるよぉぉ。
楽屋に入るのにも決まりがあるの?
↑舞台に上がるには白足袋着用が必須というのは知っていた。
それならそうと教えておいてよ~。
私が躊躇してたら、先生(シテ)が「奥様は気になさらないで」とおっしゃったので、そのまま楽屋まで行ったんですよ。
そしたら、すぐに先生の奥様が楽屋に挨拶にみえて、一通り挨拶をしてから待ってましたとばかりに(笑
「奥様、その足元は・・・。旦那様の靴下をお借りになって(夫は舞台に上がるので足袋に履き替えていた)下さい」
と言うの。
何ですとぉ~???
さっきまでが履いていた靴下を私に履けとおっしゃるのか?
ちょっと待ってよ、さっき先生は「気にしなくていい」と言ったよ。
それに大人の女性がオフィシャルな場面にストッキングを履いてくるのは当然で、靴下を履いてくるなんて有り得ないでしょ?
関係者でないものが楽屋の作法なんて、知らないのは当たり前でしょ?
もし、そういう決まりがあるなら事前に伝えておくべきでしょ。
つうか、どうしても気になるなら靴下や足袋を用意せえゆうねん。
これは心の中で思っただけで口には出しませんでしたが、思いっきり眉間に皺が寄ってました。(笑
もちろん奥様の言葉には、返事もいたしませんでした。
たぶん2度とお会いすることはないだろうし、何と思われようと構わない。
「夫の履いていた靴下を履け」なんてデリカシーのないことを言う方がどうかしてるよ。
先生と奥様が私達の楽屋を出て行かれた後、気が治まらない私は
「絶対に嫌。それだけは絶対に嫌ぁぁぁぁ~!!!!」
と聞こえるように叫びましたよ。
自分の名誉のために言っておきますけど、普段の私は多少自分の意に沿わないことがあってもの関係者の前でこういう態度は取らないんです。(笑
だけど、がさっきまで履いてたちょっと湿気った靴下を履かなきゃいけないとなると、話は別ですよ。
とは言っても、ここはアウェイ、郷に入れば郷に従えですわな。
もう泣きそうになりながら、楽屋入り口まで(結構長い廊下なの)の靴下を履いて行って、コンビニに自分の靴下を買いに走りましたよ。
まったく・・・楽屋に上がる前に言ってくれたら、すぐに買いに走れての靴下なんか履くことはなかったのにぃぃ~。
プリプリ。
私はめっちゃ怒ってました、そしたら、
「もしかしたら、大学で打ち合わせをしたときに注意を受けてたかもしれん。自分は『スーツで行くから靴下を履いていくのは前じゃん』と思ってたんだ。君の靴下まで気が回らなかったよ」
と言い出しました。
あああああぁぁぁ~!!全ての元凶はあんたかいな!
意地悪心がまったくなかったとは言えないでしょうけど(笑、奥様は全然悪くなかったじゃん。
↑そら、事前に言ってんだったら、「言っただろうよ」となるわなー。
勝手に悪者にしてすんません。
ウチのがアホウなだけでした。
まぁまぁ、こういうときに便利なのが「大学の先生は非常識」という世間の常識なんだよねー。
最初から「非常識なヤツら」と諦めてもらえるのはラクだよ~。(笑

そんなことがあったけど、お弁当ですっかり機嫌は直ったよ。
能楽堂内のレストラン・「東山ガーデン」のお弁当でした。
まぁ、見て頂いておわかりになると思います。
思ったその通りのものでございます。(笑
ちょっと笑っちゃったのが、楽屋に置いてあったお菓子。
誰かが秋田に行ったお土産なのかなー。
ナマハゲ、ゆるうぅ~、ゆるすぎるっ。
秋田って、大蕗もナマハゲ、秋田犬と並んで有名なの?
知らなかったなぁ。ハハハ。

さ、お弁当も頂いて、いよいよの出番でございます。
演目の「安宅」にちなんで「義経地獄巡り」のお話でございます。
これがねぇ、客層を読み間違えたようです。
最初のつかみの「義経弁慶の話は日本人が最も好きな話で、かのドラえもんも、のび太が義経でドラえもんが弁慶の設定なんです。風貌もそうですし、何よりものび太のガールフレンドの名前は源しずかと言いますでしょ?」
↑正確じゃないけど、みたいなことを言った。
はウケたものの、あとはさっぱりよ。
能を見に来る人たちだからある程度素地はあるだろうと踏んで、ちょっとアカディミックな内容だったんですねー。
出てくる人物やエピソードを知ってたら、ウケることろなのに、全然笑いも起こらないしクスッもない。
ここは笑うところでしょ。
終いにはVIP席の私の両隣のご婦人は高いびきを掻き始めたの。
見ている私がハラハラして苦しかったわ。(笑
何度かの講演を(真面目なヤツ)を見たけど、ここまでウケなかったのは初めてよ。
まぁ、の講演を聞きに来る方達は興味を持って、の話を聞きたくて来ているんだけど、この方達は能を観に来てるんだしねー。
とは思うものの、ちょっとなぁ。
あそこに集まった人達は、どういう方達だったんだろう???
の講演が終わって、私の隣に座ってたご婦人が呟いた。
「あー、ようやくお勉強の時間が終わったー」
ああああぁぁぁ~、そういうもんですか。
まぁ、は能の舞台に上がって講演をするという珍しい経験をさせてもらったし、それだけで満足か!?
ただ謝金をもらった以上、このダダスベリが申し訳なくてねぇ。
「先生の足を引っ張ってしまったようで申し訳ありません」
と夫婦で謝ったのよ。
そしたら!先生「いやいや好評でしたよ。いつもはもっとザワザワとしてウルサイですから」
我ら夫婦顔を見合わせ「・・・」
そういうもんなんですか。
よくわからんが、先生の趣味で演目の前にちょっと文化的な催しをする、ゆうのがこの公演の決まりみたいです。(笑
お客さんは、それを「勉強の時間」と受け止めているんですね。
ほんまによくわからんが、貴重な経験をさせてもらいましたわ。(笑


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