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ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

阿佐ヶ谷スターロード山路の「よしこ」逝く

2016年11月06日 | 文化・芸術

ふと見たツイッターで、阿佐ヶ谷のスターロードにある『山路』のよしこさんが亡くなったことを知りました。

 

元・地元だったので、目が冴えちゃって眠れない夜とか、食べはぐって腹ぺこの深夜とか、山路のドアをくぐったのでした。「なんか食べさせて〜」と言うと、焼きそばとかお好み焼きを作ってくれました。

 

週末はよしこDJの懐メロ歌謡曲で、ガイジンでいっぱいの小さい店でしたが、ウィークデーの営業はクラシックをかけてたんです。

元カレがチェリストで、「ものすごく貢いだのに捨てられた」という話を、客が私1人のウィークデーの時によく聞かされた。貢いだ金額が徐々に増えてくのよね。

「別れても、そのカネには利子がついてて増えてるの」と・からかったら、ニヤニヤとバツが悪そうな顔をしながら:

 

「アンタ達クラシックの演奏家ってゆーのは『心』がないのよ 技術だけで弾いてて人間の気持ちとか全然分かってない人種なのよそんなんじゃヒトを感動させたりするなんて無理よ」とか、急に説教しだしたり。

「(ぷぷ。振られた腹いせだ)でも技術のないクラシックなんて聞けたもんじゃないわよー」とかうだうだしながら飲んでると、クラシックとか現代音楽をかけてくれるの。ライヒとかナイマンかけてくれるオカマのママなんて他にいないよね。

 

山路には藤枝守氏に連れて行ってもらったのが最初。ウチからすぐだったので、それからはちょくちょく1人で行くようになって。オカマの店だから安心だし、気を遣うヒトだったから、私が1人で食べて飲んでうだうだしてる時に、一見の男性客が来ると:「ウチは会員制だから」とゆって入れなかったり。

「アタシ帰るから、ご新規さん入れたら?」とか言うと・「紹介じゃないのは危ないのよ」とも言ってたな〜

説教が祟って、藤枝っちは寄り付かなくなっちゃったけど、私には時々、「藤枝さんどうしてんのよ?」とか聞いてたなー

 

そういう私も何も言わずに引っ越してしまった。

5月に寄るんだったな。。。思いつかなかったけど 


芸術の秋。台風よ去れ

2013年のブログ よしこさんのこと思い出してたのね。

 

昔は音楽家じゃないヒトと音楽の話をすることが出来なかった。自分が専門職すぎて。今なら、もっと話せて、ひょっとすると参考になったこともあったのかもしれない。

 

山路みたいな店が桜坂近辺にもないかなーとぶらぶらしてみても、やっぱりない。

「よしこ」はオンリーワンだったんだよね

 

合掌。

おつかれさまでした。

ゆっくり休んでください

 

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Unknown (Unknown)
2017-10-02 12:39:40
よし子がラジオに出ていたころに、一番街の店に通った、当時私もラジオ番組を持っていたので、話しが弾んだ。

紆余曲折があり一番街から去って行ったが、相変わらず「会員制」を掲げて店をやっていたのはうれしかった。

もちろん当初は通ったが、その後、クソババア、いや、クソジジイの姿を昼間の西友ストアで見かけるのが精いっぱい。

「大丈夫かよ、よし子さん」と思ったのが2016年の春だったか夏だったか。

阿佐ヶ谷の歴史を思えば、それは(個人的には)悲しくもなんともなく、阿佐ヶ谷「一番街」の裏の星の一つであることは間違いなく、線香の1本や花の一輪でも挙げることができればよいのかなと。

山路は、自分自身でよし子として山路の人生を歩むことを選んだ。
無茶苦茶面白いやつが亡くなったのは寂しいが、
いつか自分も死ぬので、それは選ばれていることなく順番かと。

阿佐ヶ谷「山路」「よし子」に感謝。適当に成仏してくれ、ありがとう。

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