鰊(ニシン)の切込みと呼ばれる商品。↓ 弘前の中三デパートで購入。120g・190円でした。 見たことのないものだったので手が伸びたのですが、この値段だったら試してみる価値ありじゃないかと思いまして。^^
Le hareng confit salé au riz fermenté
津軽の特徴的な食材に、米があげられるとおもいますが、この鰊の切込みも米麹が入っています。 味噌も大豆味噌より、米味噌が多かったし。(青森県で作られた味噌を売り場で一通り確認。) 保存食としての米の使い方に特徴があると思いました。
レシピを考える前に、まず、このままでひとくち。 おぉ。 ツリンッとした触感。魚の生臭さはまったくありません。 イカの塩辛っぽいですが、イカの塩辛より食べやすいかも。どちらかといえば、”いかこうじ”に近い。 ニシンの切込みは、お酒に合うというのが一般的な評価のようですが、ひと手間加えて、一品料理として使ってみたいと思います。
「長芋とニシンの切込みとスカモルツァのおつまみ」
(一番上の写真。色はなんだこりゃ?ですが、おいしいんです。)
recette(image en haut)"Superposé d'igname,de hareng confit et de Scamorza"
材料:長芋・スモークモッツアレラ(スカモルツァ)・ニシンの切込み・胡椒・パセリ
Ingrédients: igname, Scamorza, hareng confit au riz fermenté, poivre, persil
①長芋(山芋)を輪切りにし胡椒を振り、両面を焼く。
②適当な大きさに切ったスカモルツァチーズを①にのせ、溶けるまでそのままにしておく。もしくは、レンジで40秒ほど加熱し、チーズを溶かす。
③ ②をお皿にのせたあと、上にニシンの切込みをのせ、パセリを散らしてできあがり。
長芋のシャキッとした触感と、スカモルツァのモチっとした触感、そしてニシンの切込みのツルンとした3つの触感が同時に味わえるおつまみです。ニシンの切込みのまろやかな塩気があるので、塩などの味付けは加えていません。 ニシンの切込みは、最後に上に乗せるだけなので、熱は加えていません。 チーズは、今回は、スカモルツァを使いましたが、たんぱくな癖のない味のチーズだったらなんでもOK。 淡白な味のチーズのほうが、ニシンの味が生かせていいと思います。 (ちなみに、青森は、”長芋の漬けもの”がメジャーのようで、よくみかけたので、今回この長芋との組み合わせを思いつきました。)
このおつまみは、私は、スペインの甘めの赤ワインと一緒に食しました。
: Scamorza・スモークモッツアレラ・スカモルツァ。これは栃木那須のお土産だったものです。
米といえば、ついでに、想像していたのより数倍おいしかったのが、 虹のマートのハマダ海産で目について買った「イカ大宝」です。 ”中にキャベツが入ってるよ”と言われたのですが、米(もち米)が表面に見えたので、味はお酒の強い米麹を想像していて特に期待はしていなかったのですが、意外や意外、味は寿司のような、漬けもののような、御飯とコレだけで十分!なおいしさです。 イカも入った豪華な甘酢の漬けものとでもいいましょうか。 あ~。おいしかった
: イカ大宝(切ったところ)Calamar vinaigré aux chou et à la carotte. (Mettre le chou, la carotte et du riz gluant dans le calamar cuit au vinaigre. Ce goût est donc le SUSHI.)
* 後日:鰊の切込みのもう一つのレシピ「餅と鰊の切込み&柚子胡椒醤油」もつくりましたので是非そちらもごらんください。
これもまた渋いところに目を付けましたね~
こんなオシャレな にしんの切込み初めて見ました(笑)
私達はほとんどそのままお酒のつまみで食べます。
内海水産は美味しいですよ!
鮭の切込みもオススメです。
イカに米入れると「すし」と呼んで、野菜だけだと「漬物」と呼んでるかも^^
どちらもお酒のおつまみですね♪
「すし」と「漬け物」の名称はそのように使い分けているんですかー。なるほど。地元ならではの“暗黙の法則”みたいなものですね。
新幹線は新青森までやっと開通しましたが、逆に開通までに時間がかかったことで、食べ物もオリジナリティのあるものが沢山あるんじゃないかなーと、ちょっとうらやましくも感じました。