Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

ムール:comme Bleu de toi

2010-01-08 | ●Recette 実験レシピの部屋

    リヨンでMOULES(ムール貝)を食べるといえば、「レストランBleu de Toi (ぶるーどぅとわ)」、シュークルート(ドイツでいうところのザワークラウト)を食べるといえば、「Brasserie de Bondy」 というのが定番でした。

  Bleu de Toi というレストランで食べるムール(貝)は、一人分が「バケツ一杯」の量で、ベーシックな味付けから、トマトや、クリームカレーなど色々な味があったのですが、量を平らげることを第一に考えると、いつもどうしてもシンプルな味付けのムールを頼んでしまっていました。 

  ムールのベーシックな調理法は、鍋にエシャロットのみじん切りを炒め、そこにムールを投入、白ワインを入れて蒸して仕上げます。ムールの付け合せは、別皿で出てくるフライドポテトです。 フライドポテトは別名、フレンチフライといいますが、ムール+フライドポテトという組み合わせは、定番のベルギー料理です。 ベルギー人は、フライドポテトをよくたべる(つけるものは、ケチャップではなく、ベルギーではレモン風味マヨネーズなどです。)ので、ベルギー人は、「これは、フレンチフライではなく、ベルギーフライだ。」と言っているとかいないとか。

  話が長くなりましたが、いつも、Bleu de Toi で食べたかったけど、量を考えて避けていた、ムールのカレークリームソース。今回は、ムールが手に入ったので、これを自分で作ってみようと思います。 オーマールのパエリアに続く、2009年クリスマスメニュー。

    ムール貝のワイン蒸し・カレークリームソース

   Moules marinières à la crème et au curry

  材料:ムール貝・玉ねぎ(又はエシャロット)・白ワイン・オリーブオイル・ニンニクパウダー・生クリーム・カレー粉・にんじん・イタリアンパセリ

  Ingrédients: moules, oignon, vin blanc, huile d'olive, ail en semoule,crème fraîche, curry en poudre, carotte,persil

     ①鍋に、玉ねぎのみじん切りをオリーブオイル・ニンニクパウダーを入れて炒める。

  ②乱切りにした玉ねぎ・薄く輪切りにした人参を鍋に加え、ムール貝を入れ、白ワインをまわし入れ、蓋をして蒸しあげる。(ちょっとオランダ風に、玉ねぎ・人参などの野菜も加えました。ベルギー風だと、①の工程のあと、ムール貝を加えるだけでOK。)

  ③ ムール貝が開いたら、2・3回、鍋をゆすり、ムール貝をまわしからめる。

  ④ 別のフライパンなどに、ムール貝の煮汁を少々と、生クリーム・カレー粉を入れ、軽く煮詰めたら、③のムール貝の鍋に入れ、パセリも加え、全体を絡めたらできあがり。 鍋のまま、テーブルに出します。

      

   marmite à moules↑こちら、ムール貝専用の鍋です。2つで1組。

 小さめな方の鍋を上にかぶせてムール貝を蒸します(鍋を二つ重ねるだけなので、蒸し器というほどでもない。) 鍋のままテーブルに出し、蓋にしていた小さい方の鍋は、食べ終えたムール貝の殻入れに使います。La redouteの通販(日本時間で午前中は、サイトはメンテナンス中になったりしてます。)で10ユーロくらいで買いました。 ムール貝専用に鍋が存在するところがすごいですよね。 ムール貝専門レストランに行くと、だいたいこの形の鍋でムール貝がでてきます。

     :ちょっと光ってわかりにくいですが、このムール貝からのエキスと、生クリームなどが入ったスープの部分は、このあと別の料理に変身です。 記事にするまで少しかかりますので、あと1週間くらいお待ちください。 お楽しみに~。

  ムール貝おいしかった