えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

出張止められませんが、最後の東日本出張人生編

2022年08月15日 14時46分18秒 | 出張
 みなさん こんにちは

 今回の九州出張は営業ではなく、これまでのお礼をお伝えするご訪問でした。いきおいお互いの来し方行く末を話したり。

 量販店さんにお盆造花を納入されていたお客様は、その量販店さんが大手チェーン店さんに吸収され、仕事が激減。しかし腐らずに励んでいたら、認められてその大手チェーン店さんの仕事までも任せてもらえるようになったと。売り上げも倍以上になり今はてんてこ舞い。ただ後継者がいなく、どう引き継いでいくかが課題。
 
 ご夫婦で切り盛りされていた花材問屋さん。数年前に長男さんが入ったと思ったら旦那さんが大病に。闘病の末亡くなられ、大変な時期もあった。しかし今は次男さんも手伝うようになり、商売は兄弟二人で切り盛り、たいそう楽になったと。

 葬儀社と仏壇店を営むお客様。わが社とは40年以上のお付き合いです。そのの妻、嫁いできた時から仏壇店を手伝い40年。当時、嫁が家業を手伝うのは当たり前でした。今、二人の娘はそれぞれ独立。娘たちには自分の好きな道に進んで欲しい。

 生花の全国組合の役を長年にわたって続けられてきたお花屋の社長。忙しい店を営みながら全国を飛び回っていました。それを支えたのは妻。そろそろその役も潮時で後進にバトンタッチ。妻への感謝は人一倍。

 祖父の始めたお花屋さんを継いだ女性。お花が大好きでこの仕事が天職と。お訪ねした数日前にお父様を亡くされたところでした。最初は気づかずにこちらのお話をしていましたが、お店にいらっしゃったお客様が「ご愁傷さまでした」と話されたので気づきました。こんな時にも対応してもらい恐縮しました。

 20年ぶりぐらいにお会いした仏壇店社長さん。あちらは覚えていらっしゃいませんでしたが、その際お会いした時より深いお話ができて。

 冷たいお茶菓子をご用意いただいた生花店の専務、この地域では一番店です。社長の父と経営を巡って対立することも。ただ、最後はいつもこちらから折れると。父が育ててきたお店だから。

 老舗を継いだ女性社長。父母亡きあと、弟は継ぐ気がないと思い自らが後継者に。しかしお互い50歳を超えた近頃、実は弟も継ぎたい気持ちがあったことが分かり、その弟の息子が成長したら譲ろうかと。

 80歳近くになっても一線で働きワゴン車で営業に出かけていらっしゃる雑貨問屋社長。行き違いで会えなかったのは誠に残念。

 今年になって事業を取得した社長も。半面、医師を止め父の跡を継いだ事業を今年になって譲渡された社長も。

 多種の営業の仕事をし、50歳前後で独立した社長。今はだれにも指示されず自分の思い通りに働けるのがうれしいと。

 近在の町村からの買い物客らでにぎわった町一番の商店街にある仏壇店さん。往年の繁盛こそないものの、息子さんが近くに今はやりの家具調仏壇のお店を出店。金仏壇中心の本店と合わせて生き残りを図られています。

 10年ほど前に初めてお会いした時は、家業に戻られたところで線の細かった花材問屋社長。とっても成長され、お考えもしっかり。闘病中の前社長のお父さんもご安心でしょう。

 ご夫婦と三人娘さんで切り盛りされていたお花屋さん。長女が跡を継ぎましたが、次女三女も近くで所帯を持って忙しい時には手伝いに。次の世代も人材豊富そう。

 大阪でカジノ住民投票署名を集めている話に。「○○党の議員さんに頼んだらどうか」と仰っていただいたり。

 一年ほど前に妻をがんで亡くされたけれど、東京に出ていた息子さんが帰ってきて、娘と一緒に会社を盛り立ててくれていると。

 一人娘が、どうしても自らの道を進みたいと、東京の美大進学を目指し浪人中。聞けばお父さんも小さいころから美術が好きで、今もフラワーアレンジメントはお手の物だと。

 夫が数年前に引退。息子が社長に。その夫の介護をしながら店に出ていらっしゃる前社長の妻。そのかいがいしさが美しい。

 高校を出て大阪に就職。職場で知り合った彼との初デート、いっちょらのワンピースを着て出かけボートに乗ったら、その彼が漕ぐのが下手でびしょ濡れに。今の旦那さんは地元に戻った後お見合いで一緒になった方だと。その夫も数年前に亡くなり、数えるほどでもう80歳。 

 大分宇佐のひょうたん本舗さん。岡山大学哲学科で学生運動にのめり込んでいたころ、すでに働いていた彼女の所に転がり込み、その彼女を実家に連れ帰って妻に。とてもいろんなことがあったけれど夫婦二人力を合わせ乗り切ってこられました。以前この欄で紹介しました
に飄々と描かれています。

 何不自由ない主婦が飽き足らず、何の知識もなかったお花屋さんを開いて30年の女性。事務職がつまらず、やりたかったお花屋さんを開いて40年の女性。どちらも今は娘さんに経営をバトンタッチ。実はいろんなことがあったけれど、大好きなお花の仕事を続けてこられてとても幸せだったと。お二人ともとっても輝いていらっしゃいます。

 婿を取って父の家業を継いだ二人姉妹の姉。今は二人の娘さんがそれぞれ家庭をもって、継ぐ気は無し。娘から早く止めて楽をしたらと言われ、もう自分の代で終わろうと決めつつ、その潮時を計っていらっしゃいます。

 事前にお訪ねすると連絡して、先代社長のお父さんが今年お亡くなりになられたことを聞きました。お店のそばのご自宅にお伺いし、仏前に手を合わせさせてもらいました。先代社長は、お客様第一の商いで、そこから外れたやり方をして諭されたこともあったり。成長させていただきました。
 
 出張止められませんが、最後の九州出張もこの辺りで、あしからず。

 写真はひょうたん本舗さんの裏庭に咲いていたお花。なんなんでしょうかね。ピンボケですみません。

 造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。
装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
 (有)ニューホンコン造花・営業本部  〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187  ホームページ http://nhkf.jp  E-mail info@nhkf.jp

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出張止められませんが、最後... | トップ | あの戦争から77年目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

出張」カテゴリの最新記事