あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

夏から秋 イモムシ編 蛾

2023-10-07 09:35:00 | 生き物
 幼虫ネタ、続きます。苦手な方はスルーしてください。まずはおめでたい話から。

 夏の間、繭のままだったヤママユガが、ついに羽化しました。あまりにも長いので、もう死んだのかと思いました。
 土のついたコンテナに繭をくっつけていたので軒下に置きっ放しでした。娘のところが羽化したと聞いて見てみた時には


 あらら、もぬけの殻。
 それから4.5日の間に、三つあった繭は全部羽化に成功しました。そのうち1匹だけ、コンテナに残っているのを見ることができました。


 底にへばりついているので顔が見えないんですけど。
 


 ビロードのような羽。


 夕方になっても飛び立とうとしないので空き家のカシの木に放しました。無事に命を繋いでくれますように。本当は神社の方が良かったかもしれません。
 
 みちばたの小さなノブドウの蔓に

 エビガラスズメ?
 小さいのもスズメガですがくわしくはわかりません。多分熾烈な餌取り合戦かと思われます。あと一枚しか葉はないの。


 大型のイモムシは、蔓と格闘していたときにもいました。いちいち写真を撮っていられないので2匹だけ。

 エビガラスズメ


 多分メンガタスズメだと思うけどー


 娘に見せたら、今度見つけたら獲っといてといいます。お友達が飼っているモモンガちゃんにあげるんですと。へえ〜、モモンガって幼虫も食べるんだ。
 でも、いちいち捕まえて車に持って行ってーそんな暇ないよ。
秋の日は暮れやすいのです。そうしたら、これを持っていけと、飼育ケースを渡されました。
 せっかくですが、その頃には幼虫は一匹も見かけません。多分、蛹になるために土に潜ったのでしょう。ちょっとホッとしました。あれ、触るの嫌なの。

 10月になるとあちこちで穴だらけの草を見ます。
 約束の時間に少し早すぎたので、何がいるのか見てみました。
 毒々しい色の、これは毛虫?

 
 写真を撮ろうとして何気なく近くの葉っぱを触ったら



 ビュンビュンビュン
 頭が激しく揺れました。
 うわっ、何?よく見ると、近くにもう一匹小さいのがいて、それも揺れているのです。という事は、自分で揺らしているのよね。2匹も同じことするという事は、これがこの虫の習性なのよね。
 思い出しました。確か、葉っぱを触るとビュンビュン揺れる幼虫がいたことを。そうだ、フクラスズメだ。
 わたし、前の日に娘に、フクラスズメを見たことがないと、話したところだったのです。何だこんなにいっぱいいるんだ。今までも何回も見ているのに、気に留めてなかっただけでした。初めて名前と姿が一致しました。
 そして面白くて何遍も揺らして遊んでいたら、約束の時間に遅れそうになりました。


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夏から秋へ イモムシ編 カブトムシ

2023-10-05 20:56:00 | 生き物

 8月、知り合いからカブトムシをいただきました。2ℓのペットボトルがガサガサと音を立てていました。





 全部で10匹!
 


 いきなりこんなにたくさん。とりあえず土の入ったブランターに移してその辺のもので蓋をしておきました。そして、貰い手を探したのですがー
 ここで、カブトムシについての誤解を

その1 男の子はみんなカブトムシが好き→
3人に声をかけましたが、全員に断られました。
 
 しかたなくカブトムシ用のゼリーを買ってきて5個くらい置いておきました。次の日みたら確かに食べた形跡がありました。
 カブトムシは昼間は土に潜ってしまいます。餌を替えてまた次の日。
 あれ?蓋が動いている。
 そこで土を掘ってみたら、メス2匹しか見当たりませんでした。あらら、ほんの少し隙間が開いてただけなのに、さっさと逃げちゃったみたい。
 メスはわりと長い間生きていましたが、ついに土の上で死んでしまいました。
 さて、9月の終わり、ブランターを片付けようとして、気がつきました。



 これ、糞じゃない? 
 
 ここでカブトムシについての誤解、その2

 カブトムシははじめっからカッコいい姿をしている→カブトムシも幼少の時はイモムシです。昆虫ですから。

 イモムシ嫌いの方には申し訳ありませんが、ここから最後までイモムシのオンパレードです。

 土を掘ってみたところ、いました、いました。



 なぜか大きさが違うのですが、大小合わせて15匹。


 まいった、もらった時より増えている。飼育マットを買ってこなくては。しかし、2.3日忘れていました。4日後、はたと思い出し見に行きました。

‼️

土が減ってる、土がない。
ブランターの表面は有機肥料のペレットを撒いたようになっていました。


 もう夕方でしたが、大急ぎでマットを買ってきました。新しいブランターに大袋のマットを移し、空いた袋の上に幼虫を全部出しました。



 先日よりさらに大きくなっていました。その数なんと



 40匹!
 しかも夏の初めの、蛹になる前のような大きさでした。これはどういうこと? 冬はどうなるのかしら。

 とてもとても飼いきれないので、数匹を残してどこかへ逃すつもりです。ただうちの周りは除草剤を撒いたばかりだし、農地は殺虫剤を使っている可能性もあります。マットがなくなるまでに探さなくては。





















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夏から秋へ 虫編

2023-10-04 10:24:00 | 生き物
 ようやくというか、いきなりというか、暑さが遠のきました。身近な虫にも変化が見られます。夏から秋にかけての虫類の小ネタを集めてみました。無難なものから載せています。

 1 セミ
 先日アニメを見ていたら、夏休みの終わるころの学校にアブラゼミの死骸が落ちているシーンがありました。
 夏の終わりとセミの死骸ー
 たしかに象徴的よね、とは思ったのですが、ちょっと待てよ、夏の終わりはアブラゼミじゃないだろ、と突っ込みたくなりましてー

 第一、セミの死骸は夏中見られます。
そして、セミが現れる時期は少しずつずれていて、一番早いのはニイニイゼミ
 このセミが鳴き出すと梅雨が明けるなあと思うのですが、今年は鳴き声がとても少ないと感じました。姿は見ずじまいです。うんと数が減っているのではないかと心配していましたら、ポポー畑で何個か抜け殻を見つけました。

 こんな低い位置で羽化するんだね。その小ささが愛おしい。

 次に出てくるのがアブラゼミ。これも昔に比べると静かです。死骸もみつけましたが、これは生きた写真。
 どこかその辺で羽化して、初めて朝を迎えたのではないでしょうか。ブランターの置台に止まって動きません。羽がまだ柔らかそうでした。



 クマゼミが鳴き出すと盛夏。
 この木には何匹いるのだろう。4匹は数えたのですが、ガラス越しだったのでわかりません。とにかくやかましかったです。


 大きくて羽が透明で立派なセミです。子供の頃これを捕まえるとつれしかつたなぁ。



 夏が終わりかけると鳴き出すのがツクツクホウシ。
 これは大きなスーパーの壁で鳴いていました。どこからきたの?

 
 こんなセミです。


 ツクツクホウシはすばしっこくてなかなか捕まえられなかったように思います。
 そして、昔はこの辺でも鳴いていたヒグラシは、今年は鳴き声を聞きませんでした。

2 トンボ

 トンボはいろいろいるのですが、

 夏になると現れるハグロトンボ

 羽を開くとリボンのようなイトトンボ


 子供の頃から実家のつぼえと呼んでいた堀にいました。そして今も飛んでいるのが嬉しい。
 このトンボは池も川もないうちにもくるのです。どこかの水タンクで生きているのでしょうか。でなおさら嬉しいのです。

 秋はやっぱり赤とんぼ





 赤とんぼにもいろいろあるようで、まだ他にもいます。

3 ハチ

 毎年甘夏の木に巣を作るアシナガバチ
蔓と格闘しながら、いつもの木あたりは警戒をしています。うっかり触ったりしたら大変。
 あれ?今年はいないのかな?木を揺すると何匹か飛び立つのですが、その気配がありません。
 しかし、やっぱりいました。

 
 でもずいぶん小さいです。
 一昨年はこれの4倍はありました。これはどうしたことか? 何か異変があつたのでしようか?

 ポポー畑で。

 ネットにくっついた二つの泥の器



 トックリバチの巣。
 一つは穴が開いて一つは塞がれていました。これから羽化して出てくるのかな?

 
 直径2センチくらいの小さな巣です。ところが同じ畑でとんでもなく大きなのを見つけてしまいました。
 ケイタの握りこぶしくらいあります。

 
 もう、穴が開いています。中には何もいない?




 ネットについていた巣と大きさを比べてみました。

 
 泥バチのなかまだとは分かりますが、なんなのか?
 2週間くらいして、思い切って中を見てみることにしました。
 横から見ると、こちらにも穴が。アパートみたいなもの?


 じやあ、きっとからの巣よね。と、木から外してみたらー



 うわー、ごめん。まだ中にいました。幼虫か蛹か?順次羽化してくるということ?
 とにかく壊したままにはしておけないけど、どうすればいいのか分かりません。ボンドを持っていたらくっつけるんですけど、畑にそんなもの…
  そこで持っていたらネットの紐を抜き取り元通り木に縛っておきました。巣よ、もう少し頑張って。



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山の中の釣り堀

2023-10-02 00:49:00 | お出かけ
 ヨウコ一家が鈍川の釣り堀に行くと言うのでついて行きました。
 鈍川は、伊予の名湯3湯のうちの一つ、古い温泉があります。山の中です。その温泉よりさらに山奥にあるんだそうです。
 ※他の二つ 道後温泉 本谷温泉

 温泉を抜けてさらに山へと行きます。道がだんだん狭くなってきました。わたしは最近こんな道走り慣れていますが、結構な山道です。
 こんな山奥にわざわざ釣りに来る人なんているかねえ、なんて悪口言っているうちに、やっと着きました。娘は悪路で車酔いし、あわや、というところでした。
 ところが!
 駐車場がいっばいだったのですよ。
 しかも、下を流れる川がきれい。



 いいところへ来た。みんな一目で気に入りました。人が来ないなんて悪口言って悪かったねぇ。
 少し歩いて受付まで来ました。


 なんと、順番待ちの列ができていました。 
 いくつかのプールが並んでいて、一番奥で釣るようになっています。

 
おお、いるいる。
 


 堀のそばに立派な青紫蘇と



 花の咲いたコアカソが生えていました。
 

 頭の上にはアケビ



 賑わいに花のきれいな園芸植物なんか植えてないところがいいですね。
 
 さて、人が多くて小一時間木陰のベンチで待ちました。
 ばあちゃん、釣りしたことある?
 学生時代に一度だけね。餌を針につけてもらって、釣れたのを外してもらって…
  それって、釣りしたと言えるん?
 わはは、実はわたし、釣りは苦手。
 ヨウコパパは川のそばで育ったので、川の魚は釣っていたそうです。それなら安心。 

 だけどいざ釣ってみたら、一発で釣り上げたのはわたし一人です。みんなだいぶ餌をサービスをしました。パパは餌の付け替えと釣れた魚をはずすのとで一度も釣らせてもらえませんでした。
 てんやわんやで写真がありません。



 釣った魚は一匹500円で買い上げます。その場で串に刺してもらい、自分たちで焼きます。持参したおにぎりや卵焼きなどと一緒に食べました。子供たちが顔以外(子供って魚の頭を顔っていいますよね)しっぽまで完食。おいしかったです。
 
 食べたあとは下の河原で遊ぶことにしました。

 道端で見つけた面白いキノコ。


 ゲンノシヨウコ


 駐車場から下に下りる道があります。


 水がきれい。



 
 足の生えたオタマジヤクしがいっぱいいました。

 
 カジカの仲間らしい小さな魚も。
 自分の手で掬い上げたケイタは大喜び。




 さっき渡った橋を見上げたところ。

 
 本当にいいところでした。川遊びだけでも楽しいね。来年、夏休みに来よう。


 帰りに森林館というところによってみました。色々な木材見本があったり、林業関係の道具が展示されたりしていました。



 この近くにキャンプ場があるらしいです。また、川沿いに遊歩道もあるみたいです。魚釣りはしなくても、川沿いに歩くのもいいなあと思いました。

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