ぶじおくんのお母さんを案内して、内子町まで行ってきました。
内子町は古い町並みが残るところ。 魅力的な町です。
まずは内子座から。
内子座は、大正初期に建てられた劇場で、今も現役です。 中へ入るのは初めて。
大向こうから見た舞台。 枡席が珍しく楽しい。 一枠は意外と小さくて、大人4人では窮屈だと思います。
こうした劇場は、わたしが育った町にもありました。 祖母と一緒に人形芝居を見に行った記憶があります。 その劇場は、やがて映画館になり、学校から集団で映画を見に行ったこともありました。 しかし、テレビの普及によって映画が不振になると劇場も閉鎖されました。
内子座は、町民の熱意によって取り壊しを免れ、復元されて、劇場として再出発したそうです。
夫が子どもの時はうちのほうにもこうした劇場があったそうです。 もちろん今はありません。古いものを壊すのは簡単だけれど、残そうと思えばそれは大変な費用と労力とがいります。 大勢の熱意なくしてはできないことだと思いました。
幸い催し物がなかったので地下まで入ることができました。
「奈落」です。
回り舞台を動かすしかけ。 今は機械ですが昔は人力で回していたようです。
楽しくてここでしばらく遊んでしまいました。
次に入ったのは、明治からの薬屋さん「佐野薬局」を利用した「商いと暮らし博物館」
うわ~ びっくり
薄暗い部屋に人形があってセリフをしゃべっています。 各部屋にそれがあって、人形と分かっていてもどきっとしました。
2階の部屋の欄間がシンプルで素敵だったのでー
隠居部屋から蔵の方を眺めます。重なり合った屋根もまた風情があっておもしろいです。
大正時代へタイムスリップしたような街をぶらぶらと
ねこちゃんが店番していました。 うたた寝ばかりであまり役に立ちそうもないですが、どうしてどうして、道行く人がねこちゃんの前で立ち止まって、ついでに商品も眺めていましたよ。
蝋の取り扱いで財をなした芳我家。これは本家の建物ですが、残念ながら修復中のため入ることができませんでした。
平日とあって観光客はあまりいなくて、のんびりした町歩きでした。 ぶじおくんのお母さんも楽しんでくれてよかったです。 でもちょっと寂しかったなあ。 お店の中も閑散としているし。
こんなにいい街なのに、もっと多くの人に来てもらいたいと思いました。
帰りに道の駅「からり」に寄ってお買い物。 2キロくらい入った栗がたったの100円。 ついつい買ってしまいました。 これは自分で自分の首を絞める行為だったかも。
小さくてゆで栗にはあまり向いてなかったので、ほとんど全部の皮を剥いて栗ご飯やら渋皮煮やらにしましたが、大量の皮を剥いて肩が凝りました おまけに忙しい上に忙しい目をしてしまいましたから。