あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

北海道ガーデン巡りの旅 2 六花の森

2024-07-15 10:21:00 | 北海道旅行
 ガーデン巡り1 六花の森 




 言うまでもなく、北海道の有名な菓子メーカー「六花亭」が経営する庭。
 駐車場から入場口までがはやくも森の雰囲気でした。


 私たちが歩いたのは地図上の、庭をぐるっと回る大きな道です。

 バスの中であらかじめ聞いていました。今ハマナスが見頃だと。
 一面ハマナス

 
 今でこそ園芸店でも売られていますが、南国に住むわたしには憧れの花でしたね。
 この色鮮やかさは、うちの方では見られません。

 ここへ来てわたしのテンション急上昇
 ステキ〜

 川の両側に石積みも、コンクリートもないんですよ。うちの方じゃありえない。よく見ると、川底には石が敷き詰められていますから、人工的に流れを作ってあるのだろうと思いました。
 森と草原と小川。不意に、赤毛のアンが結婚してすぐに住んだ小さな家を思い出しました。(モンゴメリ作赤毛のアンシリーズ6 アンの夢の家)
 たしか、庭の片隅には小川が流れていたのでした。
  
 橋を渡ってこの後、小川の左側の森の道を行きます。

 ここの植物が意図的に植えられたのかどうかわかりませんが、見る限り、野草だけの自然の小川。

 ミソハギ? ヤナギラン?



 森の中には趣のある小屋が点在していました。
 これは確かドネーター作品館だったと思います。六花亭の有名な包装紙をデザインした坂本直行氏の作品を集めた小さな美術館です。


 他に記念館、デッサン館、花柄包装紙館、児童詩集「サイロ」の表紙館など、坂本直行氏ゆかりの作品展示館が独立した建物となって散らばっていました。

 小川はだんだん広くなり



 ついに池になりました。この近くに、自噴する水源がありました。


 手前に写っているのはエゾアジサイです。


 このアジサイとハマナスだけが人の手で植栽されたと思える花でした。とは言ってももともと自生している植物ですから、森の雰囲気とピッタリ。
 実は、このアジサイ、ここまでの道端にたくさん咲いていました。わたしは、ああ、ヤマアジサイを植えているのか、とろくに写真も撮らずに通り過ぎたんですね。後から聞くと、エゾアジサイだと言う…あららしまった、うちの方のアジサイとは違っていたんですね。

 その他はもともとそこにあったのか、あえて野の花だけを植えたのかわからないほどにさりげなく存在していました。
 
 例えば

 ヒヨドリバナっぽいけど、近くで見られませんので確かなことはわかりません。


 これはヤマハハコかな?たつた一輪


 ササの葉の上にドロノキの、綿毛


 至る所にありましたが、どの木から飛んできたのかはわからずじまい。

 地味な森でピンクは目立ちます。遠すぎて見当もつかない。


 ササの間から顔を覗かせていたのは?
ミヤマハコベ?ウシハコベ?花柄が長いのが気になって同定できず。

 エンレイソウはすでに実ができていました。これも正確に言えば、なんとかエンレイソウつていうのでしようが


 カワラナデシコが咲き乱れて


 見た目、なかなかたくましいのです。うちの方のとはなんか違う気がする。
 
 大きなキンボウゲ?




 大きなウツボグサ?


 ヒルガオ


 でっかいイタドリ。


 キツネノマゴかと思ったのですが、北海道にキツネノマゴはないらしい。


 シソ科ということはわかりましたが…



 と言うわけで、よく似た植物のだとは思ったものの、絶対これだと言う確証のない草花ばかりでした。
 義妹と二人
あーでもない、こーでもないと悩んでいましたが(それもまた、楽しくて)
しまいに、
「何でもとりあえずエゾをつけておいたらいいんじゃない?」
「そうだね。それか、オオ(大)とかね」
 北海道の皆様、いい加減に命名してごめんなさい。
 ガイドさんは植物にも詳しくで何を聞いてもすぐ答えてくれたのですが、私たちこんな調子で歩くものだから、ガイドさんから離れてしまったのです。
 その代わり、さっさと行った人は誰も見つけなかったと思う、こんなものも見つけました。
 キアゲハの幼虫。


 カゲロウ


 これも日頃見慣れたのより大きい気がしたのですが…

 謎のガ


 最後に売店兼カフェに入りました。

 もう、ねぇー
 別の意味でまたまたテンション爆上がり。なぜなら、

十勝六花と呼ばれる花々を描いたパッケージが







 お店に溢れていたからです。空港には売ってないというお菓子もあり、ここでしか食べられない、焼きたてバターサンドもあり、文房具も、おもちゃも、ポテトチップスさえも花柄で、心は完全にお買い物モード。まだ旅の初っ端ですよ。

 結局
焼きたてバターサンドを頬張り(おいしかったー)買い物袋いっぱいの荷物を持ってバスに乗り込んだのでした。


    続く

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8 コメント

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Unknown (hanano55rengesou)
2024-07-15 11:47:51
あたこさん
北海道、よかったですね。
誰でも大好き六花亭のバターサンド、食べたくなりました!そんな観光場所があるなんて知りませんでした。
あー、だって、高校時代の修学旅行が、北海道だった事。
まりの前に飼っていたわんこを連れての
懐かしい北海道旅行は、青函連絡船で、車の中に犬を入れたままで、渡りましたよ。今じゃ考えられない若かったし、ちょうどバイト君に頼んで長期の北海道旅行でした。テントや食料積んで。
山にも登って、温泉も入って毛ガニも食べましたね。始めての長期の旅行でした。原生花園や、旭岳、層雲峡、など
ほとんどわんこと、キャンプ生活で楽しかったです。毛ガニも美味しかつたわね。。若かったですね。
あたこさんも、楽しそう!
良かったです。まりがいる限り、そんな遠くへはいけそうもありません。(^o^)
次回の北海道の旅の記事、楽しみにしてまーす。(^o^)
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Unknown (空や花)
2024-07-15 14:14:39
わぁ😃すごい。楽しそう❗道があって、小川があって、お花が有って虫も見つけて。いい空気の中で、リフレッシュしているあたこさんがうかんできました。うんとうんと楽しかった模様が浮かんできます。
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こんにちは (みーばあ)
2024-07-15 15:20:35
良い旅でしたね
あた子さんの弾む心が飛んできました
私も一緒にわくわくさせていただきました
花の名前をあれこれと~
興味ある人と一緒に見て歩くのは楽しさも倍増しますよね
そしてまた美味しいお菓子
焼きたてバターサンドどれだけ美味しいか想像しましたが~
食べなくちゃ分からない
行って見たくなりますよ
続き楽しみ
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Unknown (あたこ)
2024-07-16 08:30:18
れんげさん
すばらしい。良い思い出をおもちてすね。
若かった頃、カニ族という人々が北海道をウロウロしてたらしいけど、若者のロマンを掻き立てる土地だったんですね。
弟もバイクにテントを積んで走った人種です。😄わたしは話を聞いて羨むだけで。
でも歳をとってこんな自然に触れる旅ができて嬉しいです。もちろん何回も行って、主だった観光地にも行ってますけど。
募集ツアーだけど、良い旅でした。
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Unknown (ぴあ野)
2024-07-16 08:45:52
ああ、ここ、行っておけば良かった~
友人に訊かれたのに、却下してしまいました。
画像を拝見して、後悔しきり・・・
ま、旅のアルアルですよね・・・

拝見していて。ショパンさまの生家・ジェラゾヴァ・ヴォラみたいだなと思っていました。
(私が出かけた時より、今は整備されていると思うけれど)
なるほど、「夢の家」、たしかに、アンは小川が一隅を横切っていると聞かされたことが新居の決め手でしたものね♫

ハマナスは、こちらでも咲いていますが、やっぱり北海道で見るのは格別ですよね♥

コロナ禍の頃、どこへも行けず、
六花亭の御菓子の通販定期便が楽しみでした。
あの花柄、気分が上がりますよね~⤴
ましてや、あたこさんのようにココ限定なら、なおさらです!
拝読していて、こちらも気分があがりました。
続きを楽しみにしております♫
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Unknown (あたこ)
2024-07-16 08:55:22
空や花さん
手付かずの自然ではないけれど、ゆったりとした気持ちになれる空気の場所でしたよ。シニア向けのツアーです。南国者には珍しい植物が沢山あって、最初っから大喜びだったんですよ。
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Unknown (あたこ)
2024-07-16 09:00:02
みーばあさん
そうです!旅は共通の興味がある人と行くに限ります。だから普段は一人旅。義妹は植物には詳しくて、花屋の経営をしているくらいですから旅の間中興味はつきませんでした。
焼きたてバターサンド、食べてみたいでしょう?どう違うんだと聞かれれば、うまく言えないんですけどね。
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Unknown (あたこ)
2024-07-16 09:18:36
ぴあ野さん
さすがです。あの建物は、クロアチアから移設したものなんですって。ものすごく大雑把に言うと、ポーランドとは近い国。雰囲気が似てるんだと思います。ナチスのころの因縁もありますね。
帰ってからアンの夢の家を走り読みしましたよ。
あの花柄は、捨てられません。沢山もらった小袋は、美味しいものを入れてどこかに行きます。
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