ゆく夏を惜しんで、今日はセミの写真をー
残念ながら今年の写真ではありません。前にわたしが勤めていたK小学校での写真です。古い写真を見ていたら、出てきましたのでー。
この木は「ナンキンハゼ」。秋の紅葉が美しい木です。その木になぜかアブラゼミがわんさか集まるのです。根元だけでこれだけ。もちろん上の方の幹にもこんなふうにいるのですよ。写真をとっても逃げません。
こんなに集まって何をしているのかしら。
さて、今年の夏休みの終わり頃K小学校におじゃましたとき、わたしは真っ先にこのナンキンハゼの所に行きました。きっとたくさんいるはず・・・ところが
残念、セミは4,5匹で、あっという間に逃げられてしまいました。まあ、それだけでもほかの木よりは多く止まっているとは思いますが。そのかわり珍しいシーンを撮ることができました。
このセミも今頃は死んでしまって、新しい命が地下で育っていることでしょう。
涼やかな秋の虫の声を聞いていると、夏の盛りの、あのやかましいセミ声のシャワーが懐かしくなります。 いくら暑くても、生命力あふれた夏が好きです。
それにしても愛媛でも今年はセミが少なかったのですね。
うちの隣が公園で毎年セミがにぎやかに鳴くというのに、なぜか今年はその声がとても少なかったのです。
ツクツクボウシに限っては一度も聞いていません。
なぜ??セミは10年ほども土の中にいるということですから、10年前に何かあったかしら??
それとも今年の猛暑のせいでしょうか??
松山で聞く蝉の声は殆どクマゼミ。晩夏から初秋にかけてはツクツクボーシも鳴いてますが。
実家に帰省すると、逆にクマゼミは鳴いてなくて、油蝉やミンミン蝉、ヒグラシ、ツクツクボーシの声がしきりでした。いつもより少ないとは思わなかったのですが、地域によって違ってたんでしょうか。
ここいらで鳴くセミは、梅雨明けにニイニイゼミ
夏休み前からアブラゼミ、夏休み真っ最中にクマゼミ、夏休みが終わる頃ヒグラシ・・・と。子どもの心を代弁するような鳴き方ですね。ツクツクホウシもいますがほんの少しで、しかも素早くにげるので、あまり姿を見たことがありません。山でミンミンゼミの鳴き声を聞くと、やったーって感じ。
今年は梅雨のさなかにヒグラシが鳴いてたまげました。
今はクマゼミばかり。
東京にいた時は蝉の個体数は少なかったけど、夏の終わりのツクツクホウシが印象的でした。
宿題やってない自己嫌悪と、夏休みが終わる感傷と、残暑のじっとりした汗は、ツクツクホウシと同義語です。
久万のヒグラシの声、幽玄の世界から聞こえるようで美しかったです。
アブラゼミの鳴き方には、夏休みだーーという高揚感があります。