日曜日の朝、母から電話がありました。
「萬翆荘でバラ展しよろ(しているでしょう)?」
つまり、アッシー君の要請でした。 去年も行ったから今年はいいのかと思ってたのに。
そこで、父母を連れて萬翆荘へ。
萬翆荘は駐車場が狭いので、ふだんは美術館の駐車場に停めるのですが、そうするとかなり歩かなければなりません。 しかも建物は坂を上った小高い森の中、母はともかく父は歩けないだろうと判断して、敷地内の駐車場に停めることにしました。
しかし、そのためにはかなりの時間待つことを覚悟しなければなりません。 坂の上の雲ミュージアムの前で止まったまま10分以上待ったでしょうか。
ミュージアムのガラス張りの窓に新緑が映しだされていました。
萬翆荘正面。 大正時代に建てられたフランス風の建物で、愛媛県の文化財に指定されています。
ちなみにこれを建てた久松定謨(さだこと)伯爵は、明治時代フランスの陸軍士官学校に留学しましたが、その際に「坂の上の雲」の主人公秋山好古を随行しました。 秋山好古はフランス式騎兵戦術を学び、のちに日本陸軍騎兵隊の父と呼ばれるようになったのです。
庭のテントで入場料を払って入ります。
「65歳以上は半額だって。 あ、老人手帳がいる。 持ってないよね。」 すると受付のわたしくらいの年齢の女性が、にこやかに
「なくてもいいですよ。見たら分かりますから。あなたまで65歳以上ですと言われたら、それはだめですけどね。」
「ははは、いくら半額にしてやると言われても、わたしのほうもごめんです。」
こんなやりとりをしていると、見知らぬ女性が、
「余っているから使ってください。」
と、招待券を一枚くださいました。 受付の女性、
「招待券は、値段の高いあなたが使うことにして、お年寄り二人分いただきますね。」
まあ、なんとおおらかなのんびりしたやりとりだったことでしょう。 結局バラ展を見るために支払ったのは200円でした。
中へはいると、母が
「まあ、前とは大分違うなあ。 こんな飾り方してなかったじゃろ。」
と言います。 あれ?去年も来たのに・・・・ (去年の記事はこちら)
しかし、よく考えてみれば去年は母を連れてきてなかったのです。 父にいたっては何十年ぶりのバラ展なんでしょう。
衝立の向こうにちらっと見える装飾的な壁や天井、シャンデリア、
カーテンの豪華なタッセル
この美しい建物の中でゆったりと展示したら、それはよく似合って豪華だと思うのですが、1階の一部屋を衝立で3部に仕切ってびっしりと並べてあるのがとても残念です。
人も多く、薄暗いため写真がうまく撮れません。 立ち止まると迷惑なので、移動しながらとにかくシャッターを押して・・・・・
パソコンに取り込んでみたら、きれいに撮れているのはほとんどありませんでした。 トホホ・・・・
折角の環境と
丹精込めたで有ろう薔薇と
折角のシチュエーションに
ウザッタイ飾り方やなぁ!?
品評会なんかなぁ!?と
思いましたが・・・・ホント残念ですネ!
このような構図素晴らしいです。
バラ展はちょっと残念だったのですね。
今日はご両親様をお連れして、親孝行をされましたね。。
1枚目、素敵です~~~。。
映り込みは、とっても面白いですね。。
豪華な綺麗なバラ達が咲いていますが・・・
それも、仕方がない事ですよね。。。
周りを見ないで、バラだけを楽しみましょう。。(*^。^*)
それでもバラ展はすばらしいのですよ。ひとつひとつの花がそれはきれいでした。
新緑の写り込みが本当にきれいでしたよ。
バラ展の期間、萬翆荘はバラの館になります。大勢の人が詰めかけるのも当然ですよね。しっかりバラの美しさを堪能してきましたよ。
バラ展、私も行きました。
たしかに、建物の中の展示の仕方はもっと工夫してほしいと思いました。
せっかくの建物も、綺麗な薔薇も、もったいない・・・・って。
苗はお買い求めにならなかったんですか?
小脇に鉢を抱えてお帰りになる人が多かったように思いました。
薔薇が多くなってきましたね
かく言う私も今日からしばし・・
薔薇が続きます
まさに初夏の真打主役ですから・・
最近は品種改良でどれがどれだか
見てもわからないほど種類が増えてますね
有難いことですが・・もう名前はあきらめました
同じに見える花でも名前が違ったりしますし・・
名前よりも花を見ろって感じですよね(笑)
2階まで全部使ってゆったりと展示したらどんなにすてきかなと思いますが、そうはできない事情もあるのでしょうね。