車で迷うこと5回。最後の5回目の道でやっと鉄塔にたどり着きました。
これは最初に迷ってたどり着いた浄水タンク辺りから見た景色。
最初に行った道は画面左端の木立の中を通る道です。そして池の手前にある細い道を引き返し、また戻ってきて最終的に登ったのが画面中央の下辺り、耕した畑の右にちょっとだけ斜めに見えている直線、これが正解の道でした。
ちなみに正面に見えるお椀を伏せたような山は「おしぶの森」です。ふもとには霊場88箇所の番外地「生き木のおじぞうさん」があります。
ここからは徒歩徘徊編です。
鉄塔の横に回り込んで、適当な場所から藪の中へ入りました。
道があるようなないような。
急な坂ではありませんが、危なかったのは、乾いた落ち葉が滑りシートを敷いたように乾いた地面を滑ること。生えている木をつかんで転ばないように登ります。
けど、立ち枯れている木もたくさんあって、うっかりしがみつくと転びそうになりました。慎重に生木であることを確かめながら、ひたすら下を向いて歩いていたら小さな白い花がいっぱい落ちていました。
これって?
上を見上げると白い花がいっぱい咲いています。
アオダモだ。
残念ながら他の木々にじゃまされてよく見えませんでした。はあ~、近くに来てもやっぱり見えにくい木だったのですね。
道なき道を行けたのは所々に派手なピンクのテープが巻いてあったからです。テープを探しながら行くと(これは先に歩く娘の役)
鳥居がありました。
辺りをうろうろしましたが神社は見つかりませんでした。かつてはここは信仰の場所だったのでしょう。木々に埋もれそうな鳥居はなんだか神々しく見えて、わたしは敬意を表して鳥居をくぐりました。
鳥居を彩るようにツツジが咲いていました。つつじヶ丘のと同じ色。
さらに上(らしき方向)へ歩きます。
「どっちへ行けばいい?」
「迷ったってどこからでも降りられるよ。」
けど、後で、道なき道を下まで歩くというのは危険ということが分かりました。
離ればなれになったって「おーい」と呼べば聞こえるところですし、
この先は、運動公園かあの桜山につながっていると思うので、気分はハイキング。だけど足元が・・・・スニーカーよりもトレッキングシューズの方がよかったと思いました。それと杖もほしい。
景色は見えません。
この辺に来るとわりと平らになっていました。もう山頂かも。三角点はどこだ?
向こうで
「あった!」
木ばかりでしたが山頂は意外と広かったんですね。
下りもまた滑りやすいので慎重に木にすがっておりました。
この印は何だろう?
根っこがおもしろい。
このおびただしい落ち葉。
そして,鉄塔近くへ下りてきました。そこにピンクのテープがぶら下がっていたので、本来はここから登るのがよかったのかもしれません。
木に変な札が下がっているので読んでみました。
すると、
ここは狩猟地区だと書いてあったんです。
「だれかが鉄砲を撃つかもしれないってこと?」
「この辺、イノシシがいると思うよ・・・・ひょっとして罠もしかけてある?」
うぉ~危なかった。
ラッキーなことに、狩猟地区はこの札より下のエリアだったと思われます。だからこれより上を歩いたわたしたちは知らず知らず危険な目に遭わなかったわけです。ここまでは歩くにしても車道を上ってくるのが正解。
徘徊は2時間足らずで終わりました。半日登山でつぶすつもりでいたので帰宅にはまだ早いです。
生地が有りませんって出るんですよ
えっどうして?
多分訂正か何かされていたんですね
道なき道を~
冒険ですね~
落ち葉は滑るんですよね
滅多に人の入らない山の中のようですから落ち葉もいっぱいですね
木々の中に鳥居が取り残されて
人が入らなくなって久しいのが分かります
低山も侮ってはいけませんね
愛ノ山の北半分は人工樹林、南半分は自然林になっているようです。幹線道路から見えるのは自然林の方。こんな雑木林大好きです。けど、もう人が入らないんですよね。薪なんか必要ないし。信仰の場所も忘れられていくのでしょうね。愛ノ山というすてきな名前の由来とともにこの山の歴史を知りたくなりました。
途中まで車で行ったのは正解でした。多分下の方には罠もあったんだと思います。よく知らない場所では無茶はしてはいけませんね(汗)