あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

幸運な蝶たち

2015-08-12 22:25:26 | 生き物
「さよならあ、元気でね」
 ぶじこの家の方でトラオの声がします。どうやらちょうちょに呼びかけているようです。

 子どもの頃から大のイモムシ嫌いだったぶじこですが、最近は、「天敵はすぐ目に付く」とかいってイモムシを見つけるのに余念がありませんでした。そしてついに「免疫ができた」と、イモムシを飼い出したのです。なかでも熱心だったのがアゲハチョウの飼育。

 幼虫は、そのへんの柑橘畑から見つけてきます。どうせ、鳥に食われるか、農薬で殺されるか、寄生バチにやられるかして死ぬんだから、と。

 アゲハチョウの幼虫って、鳥の糞そっくりなんですよ。
 ここに孵化したばかりの小さな幼虫と、少し大きくなった幼虫がいます。たぶんナミアゲハだと思いますが、わたしは幼虫はくわしくないので、間違ってたらごめんなさい。
 逆にぶじこは成虫になると区別が付きにくくて、もっぱら幼虫で種類を判別するそうです。よけいわからんと思うけど。



 鳥糞状態から脱皮すると青虫になります。人間に見つかりやすいのはこの頃ですかね。



 

 さなぎになる前の幼虫(下)とさなぎ(上)



 そしてでてきたのは





モンキアゲハ
 モンキっていうと黄色い紋かと思いきや、白い紋でした。

 黄色っぽいこちらのさなぎからは





 
 ナミアゲハに似ていますが体全体が黄色っぽいキアゲハ。美しい蝶です。さなぎの色って、成虫の色によく似てるんですね。

 そのほかにも


ナガサキアゲハ




クロアゲハ







 ナミアゲハはあまりにも普通だからと、羽化しても教えてくれなかったので写真を撮っていません。

 いやはや、うちの周辺にこんなにたくさんの種類のアゲハチョウがいたとは。

 残念ながら、奇形で羽化できなかったのもありました。自然界で生きていけるのは、生まれつき強健な体を持ち、気候にも恵まれ、さらに敵にも見つからないという幸運に恵まれた蝶だけなのですね。
 ぶじこに捕まったおかげで無事に羽化できた幸運な蝶たちは、次々と飛び立っていきました。

 この幸せな蝶たちが、我が家にも幸運をもたらしてくれるといいんだけどなあ。

 お詫び
 名前に間違いがありましたので一部記事を書き換えました。すみません。
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする