我が家に3種類のキーウィが集まりました。どこやらのネズミがゆがんだみたいな置き方ですが、
じゃじゃーん
赤、黄、青(緑) 信号色のキーウィです。
このうち黄(ゴールデンキーウイ)と緑(ヘイワード)は、出荷できない規格外をいただいたもの。赤は農家から直接買いました。
去年、愛媛県ではキーウィの潰瘍病が流行して、全部伐採した園地もあったのです。赤いキーウィは大丈夫かと心配してたのですが、こちらの農家のおじさんの言うことには
「あれは、輸入した花粉を使ったからじゃ。わしは外国産はきらいじゃけん、自分とこで花粉を採って使いよる。」とのことでした。
農家から直接買うと、ヘイワードよりも安いくらいで、1000円で20個近く買えます。方々に配るつもりでたくさん買ったら、「くずだけど」と言っておまけをくれました。
こんなにたくさん。やったあ
味の違いはというと、
かおりのよさ 緑 黄色 赤の順
緑 さわやかなキーウィの匂い(あたりまえか)
黄 もっと甘ったるい匂い
赤 あまり匂いません
甘さ 赤 黄 緑の順
緑 一番酸味が強くさっぱりした味
黄 香りと甘さと酸味とのバランスがとれている・・・とわたしは思う
赤 甘い! おいしいです。わたしがわざわざお金を出して買うのは、この赤のみ。
私たち農家の人間は、規格外を「くず」っていうけど、この言い方やめなければね。赤いキーウィはくずでも甘かったです。でもやっぱり物足りない甘さかな。
頂き物の黄色のキーウィももちろん規格外です。本来甘酸っぱくておいしいはずのゴールデンキーウィですが、これは酸っぱかった。酸味が強くて何時までも柔らかくなりません。
緑のヘイワード。例年いただくのはとても酸っぱくて、砂糖を大量に放り込んでジャムにしてもまだまだ酸っぱかったのですが、今年はおいしい! 農家の栽培の仕方によるのかしら。 軒下に置いていたら、大胆にも鳥がやってきてつついて行きます。 ちょこっとつついては別のをつつき・・・もったいない食べ方をする-。その代わり傷むのも早くて、食べるのが追いつきません。3回ジャムにしましたが、おいしいキーウィは、ジャムにしてもおいしいのです。
今回は電子レンジを使いました。
キーウィのかわをむいて、くさったところは切り捨てて、もったいないのできれいな部分は使います。
ざっとつぶします。
その上に砂糖をふりかけてー
いつも砂糖の量は適当です。キーウィの甘さによって必要量がちがうし、作る人の好みもありますから。わたしはちょっと砂糖控えめのほう。
ラップをしてレンジへ
たっぷり水気が出たら、とりだして少し取り除きます。
これはこれでおいしいジュースになっています。濃厚なので少し水か炭酸で割るとおいしいです。
わたしがジュースをとるわけは、煮詰める時間が短縮されるのと、酸味が少し和らぐような気がするからです。ジュースをとらない方が濃厚なジャムになるのではないでしょうか。
ところで、ちょっと気になること、それは
大量の種。
水気が多いときに網じゃくしで気長にすくい取るという手もありますが
根気が要る上に、果肉もかなり減ってしまうので
もったいないです。気にせず食べちゃった方が・・・
こうしてできあがったジャムは、熱湯消毒した瓶に入れて冷蔵庫に保管しますが、うちの場合2回ともぶじおJr.が、あっという間に食べてくれました。3回目は・・・・
時間設定を間違えてこげてしまった
はあ~ ガスで焦がすことはしょっちゅうですが、レンジでもこげるのね。
赤や黄色のキーウィをジャムにしたらどんなになるのかなあ。興味がないわけではないですが、生で食べるのが一番おいしいので、せっせと食べています。