あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小さな水辺

2012-08-03 00:17:39 | 植物
 柿畑のちょっと奥の方に、白い花が見えました。
 あ、睡蓮だ。
 でもカメラを持ってなかったので、午後、写真を撮りにもう一度行って見たら、



 残念、花はすでに閉じていました。
 
 睡蓮があったのは、柿畑の中の水タンクの中でした。柿畑の中には、コンクリート製の水タンクがよく見られます。大きいものでは2坪くらい、よくあるのは直径1メートルほどの円形のタンクです。
 雨水をここにためて灌漑に利用していたのだと思いますが、スプリンクラーの整備された今では、タンクの水はあまり使われていないようです。ここにあった二つのタンクも



 ホテイアオイと、睡蓮と、外から這い上った草の蔓で覆われていました。去年はここでウシガエルの声が聞こえましたが・・・

 果樹園の多いこのあたりには、水の流れる川もなく、田んぼ脇を流れるような水路もなく、本当に水気のない土地です。ですから田んぼの中でいつも水に囲まれて育った私には、こんな小さな水辺にも懐かしさを感じます。

 我が家のタンクの中には



 金魚やヒブナが泳いでいますよ。最近暑すぎるのかあまり浮いてきてくれなくなりましたが、多分20匹くらいいると思います。

 また、別の畑のタンクでは、



 水草にかわいい花がさいていました。



 黄緑色の葉っぱは浮き草で、花の持ち主は濃い緑色の葉っぱの方です。 見慣れたタンクの中など誰も見向きもしないようですが、毎日次々と咲いてわたしを楽しませてくれます。
 このタンクにもウシガエルが住んでいたのですが、去年の秋、道路でぺっちゃんこになっているのを見つけました。ああ、これでここの住人はいなくなってしまったかとちょっと悲しかったです。
 ところが、花を見に来るとあわててポチャンと飛び込むものがいます。よかった、まだカエルはいるみたい。
 でも・・・・
 去年は毎晩毎晩うるさいくらい鳴き声が聞こえたのに、今年はたまにか細く聞こえるだけ。本当に孤独なカエルになったのでなければいいのですけど。

             
 早いもので、ブログ開設から5ねんたちました。 5周年を記念して、最初に話題にしたこのタンクに住むかえるくんを再び取り上げましたが、5年間鳴き続けたのはあの日のかえるなのか、その子孫なのか、いまだになぞです。そしてここ数日声が聞こえないかえるくん、無事なのでしょうか。
コメント (6)
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