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チリコンカーン


 これ、チリコンカーンである。コロンボの好物である。刑事コロンボのシリーズは大好きで、ひととおり見ている。
 コロンボの昼食といえば、たいていこのチリだ。行きつけの店で「いつものヤツ」といえばチリが出てくる。コロンボは、あれでなかなか食いしん坊で、うまいモノには目がない。食い意地が張っていて、犯行現場にある食べ物さえつまみ食いする。そんなコロンボだから、たまには昼食にチリ以外のものを食べてもいいと思うが、お昼に他のモノを食べているのは見たことがない。よほどチリが好きと見える。
 だからチリの味にはうるさい。いつもの店でチリを食う。味が変わっている。店のおばさんに聞けば、いつもの料理人はメキシコへ帰った。代わりの料理人はドイツ人。コロンボ、ハインリッヒなんて名前の料理人が調理したチリは食べる気がしないと店を出た。
 そらそうだろうな、関本健太郎とか梅野隆太郎という名前の板さんが調理した懐石料理なら、おいしそうだが、マウロ・ゴメスとかランディ・メッセンジャーという名の板さんなら、だいじょうぶかいなと思う。逆にゴメスが作ったドミニカ料理ならうまそうだ。
 さて、このチリ、日本人の雫石鉄也が調理したが、コロンボのお気に召すかどうか。
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貯金期の終わり


類似書 アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」

 タイガス帝国は、かって大いに繁栄していた。広大な銀河星域の中でも、カップ連邦や東方の蛮族の国ジャイ王国と覇権を争い、銀河連邦文明レベル9と、極めて高いレベルにある帝国だった。銀河星域を統一し銀河帝国の樹立も夢ではなかった。
 ところが銀河星域全体が、異次元より流れ来た、銀河を遥かにしのぐスケールのパリン大星雲と遭遇。ここで銀河とパリン大星雲の間で、いわゆる「衝突する銀河」が起こった。
 タイガス帝国はパリン大星雲との壮絶な銀河大戦を戦い、大幅に疲弊。銀河連邦文明レベルがゼロとなった。
 パリン大星雲との戦いも終わったある日、タイガス帝国の首都コシエンズ上空に巨大な宇宙船が現れた。そこから降り立ったのは人類よりはるかに高い知能を持つ「上帝」(オーバーロード)だった、コシエンに降臨した2体の上帝、シオカとトメフクは人類を貯金期から、あらたな領域に導いた。それはかって賢人たちが夢見たアンコクジダイへの道だった。
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