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夢幻諸島から


 クリストファー・プリースト   古沢嘉通訳    早川書房

 これで一つの長編とみることもできる。英国SF協会賞とジョン・W・キャンベル賞を受賞している。本作は、この二つの賞を長編として受賞しているのだ。だから長編として評価されているわけ。ところが、本書を手に取ってもらえれば判るが、短編集である。連作短編だ。とはいいつつも、短編集に不可欠の目次がない。代わりに島名索引がある。ただし、ながながとした序文のあと。この序文を書いたのは作者のプリーストではない。チェスター・カムストンなる著名作家。
「北大陸」の国々は交戦状態。「南大陸」が戦場。この二つの大陸の間には、赤道をはさんで数多くの島々が点在する「夢幻諸島」がある。本書はその島々を紹介するガイドブックなのだ。全部で35の島が紹介されている。
 どんな島であるか、その島はどこにあるか、正確な地理は不明。この世界は時間が歪んでいて正確な地図が作れない。ただ、個々の島の住民、風俗習慣、気候、伝統、経済、社会はある程度記述されている。
 読者は本書を片手に、夢幻諸島遊覧の旅に出るのだ。ただし、油断めされるな、なにせプリーストはひっかけ、騙りの名人なのだから。  
                           

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くっそ雨め。5回終わったらもっと降らんかえ

 交流戦、どうしても初戦が勝てんタイガース。こうなったら神頼み、天頼みや。毎年えべっさんにお参りにいっとうことやし、きょうは天の助けで勝つと思うとった。
 ゴメスのタイムリー、鳥谷のホームランで2点取って、試合成立したとこで、雨がようけ振ってきて雨天コールドゲームで阪神が勝つ予定やったんや。ところが5回過ぎたら雨やみよる。で、9回にまた降りよった。くっそ、雨め。なんで5回終わったとこでようけ降らへんねんや。
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