風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

日常と非日常

2014年10月18日 | 雑感
これから、できるだけ毎日ブログを書いていこうかと思っています。
何か特別書きたいことというようなことは、年を取るにつれどんどんなくなっています。
なんでもないような日常の中に味わいというか、妙味とうか、そんなものを見つけ出す傾向が強くなっています。
座禅の影響がじわじわと体全体に染み込んでいっているのではないかと思っています。

考えてみれば、海外旅行とか、初めてのデートとか、子供の誕生とか、心が踊ることというのは確かにあるのですが、
海外旅行も何度も行けば長いフライトが苦痛になりますし、あれほど好きだった彼女と喧嘩を重ねるようになりますし、
子供も自我を発達させるにしたがって小憎らしくなっていきます。
非日常も繰り返し経験すれば、ただの日常になっていきます。
たいていの若い子が憧れる芸能人だって、彼らからすれば舞台の上で、スクリーンの中で、テレビの中で演じるのは
ただの日常になっていることでしょう。

何か特別なイベント、非日常を追いかけるのではなく、日常の瞬間瞬間を輝かせることができれば、
日常こそが最高の経験=非日常になります。
日常と非日常の区別がなくなります。
全ての瞬間が至福の時になります。
そうなる状態を、「涅槃」に入るというのでしょう。
頭でその状態を理解しても、体全体、心全体がその境地に没入するのはなかなか難しいのかもしれません。
ぼくはまだまだです。
ただ、そのような境地があり得ることは、なぜだか確信しています。

ぼうっと秋の風に吹かれて至福を感じ、枯葉がかさこそ音を立てるのを聞いて至福を感じ、転んだ子供を抱き上げる
母親の姿を見て至福を感じ、もう見るもの聞くもの至福の嵐です(笑)。
そうなれればいいなとか、そんなの無理だとかという話だとは思いません。
そうなると決めればそうなることのような気がします。
なかなか小理屈つけてそう決めない人が多いだけのような気がします。

相変わらず、世界は大荒れです。
中東、西アフリカ、火薬庫だらけです。
非日常の嵐です。
ぼくは日常を大切にしていこうと思っています。