前線が通過し急に秋めいてきました。
サツマイモの収穫も終わり、冬野菜の植え付けが始まっています。
大根とカブを植えたいのですが、一度は枯れかけたカボチャが復活して実を付けて畝を占領しているので、抜くに抜けません。
白菜、キャベツ、ブロッコリーなど、冬野菜はアブラナ科が多いのですが、去年畑を始めた頃はアブラナ科の野菜は、
植えるやいなや片っ端から虫にやられたものです。
今年はぼくも勉強して、アブラナ科の間にキク科のレタスやサンチュを植えてみたところ、虫の被害が今のところありません。
虫の被害がないのはそのせいだけだとは思いません。
全般的に虫の個体数が去年に比べて極端に少ないです。
トンボの姿を見ないということは前にも書きましたが、チョウチョの数も激減しています。
秋空に群舞していたチョウチョが、数匹そこらを舞っているだけです。
まぁ、異変は色々な側面で噴出中です。
何かがおかしいと思い始めた民衆のデモが世界中に拡散中です。
革命だとか改革だとかいうデモではありません。
いかなるイデオロギーからも自由な、心の叫びのデモです。
まったくデモ隊自身が組織化されていませんから、甚だ脆弱ながら、しぶとく拡散していくでしょう。
ぼくの身体も異変が起きました。
黒々とした色の下痢が続きました。
これはやばいとその日はおかゆにし、酒を控えました。
次の朝もおかゆにしました。
下痢が治まったので、数杯の焼酎で我慢しました。
そのいきさつを友人に話したところ、黒い便は胃か十二指腸のからの出血による由。
ネットで調べたら、その通りでした。
不摂生自慢をしている場合ではありません。
無駄な酒は飲まない。
本気で養生しないと、後がないかなと強い予感がしました。
で、今日も酒を控えようと思っていたら、夕方になって道場の仲間が店に来て酒を飲ませろといいます。
当然酒宴になります。
なぁ~に、こんな流れに負けるものかと思うのですが、その思いは甚だ弱々しいです。
これからますます、自分の心の中に、なんでもスパリと切れる名刀を持つ必要があります。
切るのはもちろん、自分のいい加減さ、都合の良さ、傲慢、怠惰、etc。
いつだって天は適切なときに、的確な示唆を与えてくれています。
それに気がつきながら、それを無視すれば、最悪的には破滅です。
観念で破滅を思い描いても案外平気なものですが、現実の破滅が生身の身体に襲ってくれば、そりゃもう井戸の底です。
変えるべきことを変える勇気と素直さを持たなければいけません。
正念場です。
いつだって正念場なのですが、特に今は正念場です。
そのチャンスさえ逃すようなら、自分で自分に見切りを付けるしかありません。
なにはともあれ、よみがえれトンボ、よみがえれモンシロチョウです。
きまじめにこの世を考えたら生きる意欲を失います。
大いなるユーモアでこの世を乗り切るしかありません。