風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

沈黙

2011年02月22日 | 雑感

今朝久しぶりに畑に行きました。
朝は気温も3度でしたが、太陽が上がるにつれて車内も畑もポカポカでした。
半袖の下着一枚で土を耕してきました。
来月になればいよいよ植え付けのシーズンです。
ホームセンターに寄ってあれこれなにを植え付けようかと、種や苗やらを見てきました。

中東の民衆蜂起が連鎖していますね。
どこまで広がりを見せるのでしょうか。
周辺国やら利害が絡まり合う勢力やらのいろいろな思惑が入り交じり、すんなり収まるとも思えません。
あの辺りのどこの国でも少数派のスンニ派が、多数派のシーア派を支配しているという構造的な問題が根底にあります。
石油利権が絡みますから、ことは大事です。
イスラエルが黙って傍観しているとも思えません。
周辺国が次々とイスラム教をこれまで以上に中心とした反米的な国家になれば、イスラエルの立場が危うくなります。
ロシアも中国も周辺諸国に飛び火するのを恐れているでしょうし、米英仏なども利権が脅かされるのを嫌うでしょう。
今の無能とも言えるような日本政府が下手に口出しできるような状況ではありません。

ぼくはある意味今の日本の政治の無能ぶりというのは、逆に日本の救いになるのかも知れないと思っています。
有能なら世界の状況にあれこれ口を出し、行動し、責任を負うからです。
ここまで世界の状況が流動化し、自然災害が頻発し、不穏な状況下では、あれこれ口を出し、行動し、責任を負わない方が賢明です。
信念も軍事的後ろ盾も持たない国家は、世界の状況に対してはものを言えませし、言うべきでもありません。
言ったとしても、誰も耳を傾けないといった方がいいかもしれません。

こういう時に、じっと動かず黙っているというのが、最良の戦術のような気がします。