風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

局面

2010年11月22日 | スピリチュアル
このところ禅関係の行事が多かったですが、やっと一息つけそうです。
昨日は豊前の道場の帰りに畑に立ち寄って、丸々と太った可愛いキャベツを収穫してきました。
一株しか植えなかったので、唯一無二の貴重なキャベツです。
虫に食われても食われても、育ちあがった貴重なキャベツです。
せっかくのキャベツ、どのように食したらいいのか思案中です。

糠床も作りました。
毎日混ぜてますが、日々触る感触が変わります。
生き物が生き物を成熟させるのが漬物です。
なんか今の形での文明なんかいらないんじゃないだろうかと思う今日この頃です。

畑に行くと、行く度に風景が変わっています。
つい先日まで彼岸花が咲いていると思っていたら、名も知らない草花が週代わりに咲いては散って代替わりをします。
作業を一段落し、腰を下ろして一服して空を見上げると、その日ごとに空に浮かぶ雲の形が違います。
行った季節・時刻によって、大地を照らす太陽光線の色合いも違います。

なんというか、これ以上何がいるんだというような感覚になるわけですが、
そういう感覚に溺れますと、本業が見る見るうちに衰退して行きます。
なかなか難しいバランスです。

瞬間を手に入れられれば、永遠を手に入れられます。
無条件にすべてを手放せれば、すべては目前にあります。
そのことはもはや疑いようもありません。
でも、それを身体に染み込ませるのには時間も必要なのでしょう。
焦りはしませんが、モタモタしている自分の姿がもどかしいです。

なんらかの継続的な精神的な訓練が必要な気がしています。
時間と空間を滅する訓練と言いますか。
即今即自。
とてつもない空想で終わるのか、それとも、躊躇なく宇宙と自分を一体化させるのか。

なかなか難しい局面です。
でも、難しいからこそ、面白いです。