風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

濁りの日々

2009年05月12日 | 雑感
昨日は一日休んで昼から滝に行きました。
滝場は山の西側にあるので、朝は全く日が射さず薄暗い雰囲気なのですが、
昼を過ぎますと木漏れ日が辺りを金色に踊っていました。
かなりの気温は上がっていましたが、まだ足は痛いままでした。
夏場にカキ氷を急に食べるとこめかみがキーンと痛くなりますが、あんな感じの痛さです。
例年ですと、この時期の滝は至福に近い感じで爽快なのですが、身体が余程濁っているのでしょう。

帰り道は普段より遠回りをして、山裾をくねくね迂回する道を通って帰りました。
新緑が喜びの讃歌という感じで風にそよいでいます。
車を止めてゆっくりその風景に浸りたかったのですが、ついついそのまま麓まで下りてしまいしました。
実は、街に下りたらなにを食べようかとずっと考えていたのです。
せっかく滝で禊をしたのだから、シンプルにうどんにしようと思ったり、ビールにジンギスカン定食もいいなと思ったり。
結論が出ないままに車を走らせていたので、途中下車する機会を失ったのです。
バカです。
で、バカの上塗りに、結局ビールを飲んでジンギスカン定食を食べました。

こうも自分の意志というものがフラフラするものならば、意志の名に値しませんね。
意志に迷いが入り込むと心が濁ります。
せっかく滝に行っているのに、身体ばかりか心まで濁らしてどうするんかという感じです。

この迷いの汚濁からこそハスの花が咲くなどと己の口で言おうものなら、今度は口が腐ります。
濁ったり腐ったり、ゴメンね。>ぼくの身体と心

それから映画「スラムドッグ$ミリオネラー」は必見です。
お涙頂戴では全然ありません。
野太い人間讃歌です。

今日は讃歌という言葉が二度出てきました。
気がつこうとさえすれば、人は生命の讃歌に取り囲まれています。
あぁ、それなのに飲んだくれている誰かがいます。
それでも讃歌は鳴り止みません。

生かしていただいて 有難うございます。