風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

食糧危機

2008年04月19日 | 世相
食糧危機が現実化してきましたね。
穀物をエタノール燃料として転用するという馬鹿げたことが進展しています。
金になる穀物を植えるためにアマゾンの森林が大規模に伐採され、温暖化が加速されます。
穀物が値上がりすれば、それを飼料とする家畜の値段も上がるでしょう。
どう考えても馬鹿げたことが進行しています。
あるコングロマリットが増えすぎた地球上の人口を10億人程度まで削減するために、
意図的に食糧危機を起こしているという噂も、あながち荒唐無稽ではないように思います。

環境問題というのも、環境問題という名目の利権がすでに派生しているみたいです。
環境を守るためにという名目で、どの国も国家予算を使わざるを得ない状況になっています。

こういう状況に対して、国連とか各国政府とかが口裏を合わせているかのように無策です。
やれやれです。
国連や政府が無策であろうとも、一人一人の人間は無策でいるわけには行きません。
環境が破壊され、食料の収奪争いが起きるであろうことを、黙って見ているわけには行きません。

どうすればよいでしょうか。
地域の食糧自給力を上げることと、質素な食事に慣れることでしょう。
ご存知の通りに長年放置されてきたせいで日本の森林は荒れ放題です。
森の健全な植生を復活させることで、食料も水もより豊かになるはずです。
森が活力を取り戻し、川に豊かな養分を含んだ水が流れるようになると、海も豊かな漁場となるみたいです。

それから、質素な食事ということです。
人間が必要とする栄養分というのは、対外から取り入れることに慣れてしまうと、
体内でその栄養素を合成する能力が衰えてしまうそうです。
肉食に慣れてしまうと、野菜だけでは肉体の活力を維持するのは困難になるでしょうが、
しばらく野菜だけの生活をしていると必要な筋力も持久力も充分に身に備わります。
特に牛肉というのは牛を育てるために大量の穀物と森林を切り開いた草原が必要になりますから、
ただでさえ狭い日本に普及させるのはこれからは無理になると思います。
どうしても食べたい人のための特別なご馳走という感じになればいいかと思います。

ぼくの百日間の肉断ち経験から言いますと、肉を食べなくてもそれこそ何の問題も起こりません。
久しぶりに肉を食べると、毒素が身体に溜まる感覚があるほどです。

温かいご飯と、具沢山の味噌汁と、納豆か何か一品あればおそらく健康な生活が送れるとぼくは思っています。
ただし、調味料なんかはできるだけ添加物のないものでないとだめでしょう。
最近は手作りのミソなんかも簡単に手に入るようになりましたから、いい傾向だと思います。

そう考えれば、国連や国が無策であろうがなんであろうが、ある程度は自衛できるかと思います。

グローバル化の名の下に、怪物化した資本は地球の資源を次々とターゲットにして食い荒らすでしょう。
誰がなにを言おうが、しようが太刀打ちできる相手ではありません。
日本の国もそんな流れにいったん飲み込まれるでしょうが、見事に国土を復活させてやりましょう。