風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

これ以上なにもいらない

2008年04月02日 | 
これ以上なにもいらない。

苦しむ材料に溢れている。
悲しむ材料に溢れている。
欲しい材料に溢れている。
楽しむ材料に溢れている。

愛し愛され、憎み憎まれ、倦怠と興奮を味わい、すべてが大調和のうちの戯れなのだと気がつく。

なんにせよ、これ以上なにもいらない。
手を伸ばせば「それ」はそこにある。

学ばなければいけないことはただ一つ、「勇気」を持つということ。
「勇気」を持つには、どん底に落ちるような失敗を恐れぬこと。
失敗を正面から見れば、それは「生きる」という顔。

そして、誰もが「生きて」いる。
すでに勇気を持って生まれたことに気がつけばよいこと。

これ以上なにもいらない。
すべてがあり、すべてが準備万端に待ち受けているということ。
死ぬことも災難にあうことも、完璧なタイミングで待ち受けているということ。

これ以上なにもいらない。
溢れる材料を使い切っていないことを惜しむばかりだ。