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鳥キチ日記

北海道・十勝で海鳥・海獣を中心に野生生物の調査や執筆、撮影、ガイドを行っていた千嶋淳(2018年没)の記録

150711-12 浦幌

2015-08-01 17:45:48 | 鳥・夏

Photo by Chishima, J.
山間部の渓流 2015年7月 北海道十勝郡浦幌町)


 霧多布からの帰り、浦幌野鳥倶楽部の宿泊探鳥会に参加させていただきました。コテージで酒や肴を囲みながら鳥談義に花を咲かせ、メンバーが持ち寄った写真や動画の上映会も盛り上がりました。私も、去年は酔いつぶれて上映し損ねた十勝沖海鳥・海獣調査の写真を上映させていただきました。

 翌朝は5時に起きて山へ。繁殖期も終盤が近付き、囀りはかなり下火でしたが、クマゲラのオスを何羽ものカケスが取り囲んで大騒ぎする場面など見ることができました。コテージに戻って朝食、記念撮影の後に解散。道中、路肩にエゾタヌキの姿など見ながら無事帰宅…
 
 したのですが、荷物を降ろしている時にノートが無いことに気付きました。このノート、日々の調査や取材のメモ、構想、観察記録など書きなぐっているもので、私にとってはライフラインです。慌てて管理者に電話したものの繋がらず、今度は家族総出で浦幌に戻りました。

 幸い、ノートはすぐに回収できたので再度山に入り、魚捕りや蝶採りに夢中になった猛暑日でした。

確認種(観察会以外も含む):エゾライチョウ オシドリ ドバト キジバト アオバト ツツドリ カッコウ トビ オジロワシ コゲラ アカゲラ クマゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ハシブトガラ ヒガラ シジュウカラ エゾムシクイ センダイムシクイ ゴジュウカラ ミソサザイ トラツグミ アカハラ キビタキ オオルリ キセキレイ イカル ホオジロ アオジ 哺乳類:エゾシカ キタキツネ エゾタヌキ シマリス 蝶:コムラサキ カラスシジミ ヒョウモンの一種 ヒメウラナミジャノメ チャマダラセセリ アカマダラ シロチョウ科の一種 魚:フクドジョウ サケ科の一種


(2015年7月12日   千嶋 淳)

150708-11 道東

2015-08-01 17:37:49 | 鳥・夏

Photo by Chishima, J.
モユルリ島とユルリ島 2015年7月 北海道根室市)


 NPO法人エトピリカ基金の仕事で、霧多布を拠点に霧多布や根室半島の沖合調査、春にデコイの色塗りをしてもらった小学生対象の観察会、ケイマフリ調査など海鳥三昧の日々を送っておりました。

 沖合はこの2、3年、この時期多かった魚食性のウトウとハイイロミズナギドリが非常に少ない状態が続いています。海の環境に何らかの変化があったのでしょうか。一方でフルマカモメが多く、本来は少ない白色型がいつになく目立つのが今シーズンの特徴です。

 例年、霧や雨に悩まされる小学生の観察会も今年は青空の下、デコイ周辺に集うケイマフリや、岩礁上のオオセグロカモメ親子などをじっくり観察できました。デコイ塗りや観察会を通じて、子供たちが郷土の海鳥に誇りを持ってくれることを願っています。

 写真は根室半島調査の際のユルリ・モユルリ島で、左手前がモユルリ島、右側に番屋岩を経て右奥がユルリ島。北海道に来てからの15年あまり、アザラシや海鳥調査で何十回も通った思い出の島々です。

 期間中、船の調査で確認された鳥や海獣は以下の通り。

鳥:シロエリオオハム コアホウドリ クロアシアホウドリ フルマカモメ ハイイロミズナギドリ ハシボソミズナギドリ ヒメウ ウミウ アマツバメ アカエリヒレアシシギ ハイイロヒレアシシギ ウミネコ オオセグロカモメ アジサシsp. ハシブトウミガラス ウミガラス ケイマフリ ウミスズメ カンムリウミスズメ ウトウ ツノメドリ エトピリカ ハシブトガラス ハクセキレイ 海獣その他:ザトウクジラ イシイルカ ネズミイルカ キタオットセイ ゼニガタアザラシ ゴマフアザラシ マンボウ


(2015年7月12日   千嶋 淳)

150706 プライベートガイド

2015-07-26 15:04:06 | 鳥・夏

All Photos by Chishima, J.
クロツグミのオス 以下すべて 2015年7月 北海道十勝管内)


 私の郷里でもある群馬県からのお客さん3名と、十勝での探鳥を楽しみました。群馬にいた時分には面識は無かったのですが、奥様の実家が十勝である縁で十勝支部会員になって下さったり、以前にワシクルーズやガイドを利用して下さった方々です。こうして、知己を得た方からもご用命いただけるのは本当にありがたい限り。

 事前の打ち合わせで「エゾライチョウとクマゲラを見たい」というご要望をいただき、クマゲラはともかく、エゾライチョウは親子で林道に出て来る可能性もあるので、午前6時、山へ向かいました。繁殖期も既に折り返し、最盛期に比べると寂しいもののオオルリ、キビタキ、ムシクイ類など森の歌い手が囀り、低い霧が垂れこめていたためかトラツグミの哀しげな「ヒー」も随所で聞かれました。それらにくわえ、ジュウイチ、ミソサザイなどの声が、ここが山であることを教えてくれます。

 エゾライチョウは幸運にも3組の親子と出会うことができました。特に3組目はいち早く発見して時間をかけて近付いたこともあり、近距離でじっくり観察できました。クマゲラは姿こそ見れなかったものの、遠くで鳴く声を一応聞きました。

 他にもオシドリの親子やアカハラの巣立ち雛などを観察し、来た道を引き返している途中、やけに小鳥が騒いでいる一角があって車を止めると、50mほど先の林内の地上(またはその近く)から大型の猛禽類がふわりと舞い上がって低い枝に止まりました。クマタカの若鳥です。生憎、枝が混んでいて全身は見えませんでしたが、精悍な目つきや圧倒的な存在感を感じることはできました。小鳥たちが騒いでいたのは、クマタカの存在を意識してのことだったのでしょう。


アカハラ幼鳥


 その後は昨日、除草直後で多くの鳥が地上で採餌していた公園を訪れ、アカゲラをはじめ身近な小鳥を堪能しました。アカゲラの幼鳥は落ち葉を跳ね除けながら夢中で地上採餌を繰り返していましたが、あれは果たして効率が良いのか悪いのか…。付近の湿地で草原性の小鳥を見た後は一気に海岸付近まで走り、ヒナが健やかに育つアカエリカイツブリの親子を観察してから出発地に戻り、解散しました。

 今回はご利用いただき、ありがとうございました。機会があれば、今度は群馬で一緒に鳥見をさせていただきたいものです。

確認種:エゾライチョウ オシドリ マガモ アカエリカイツブリ キジバト アオバト アオサギ タンチョウ ジュウイチ ツツドリ カッコウ ハリオアマツバメ トビ クマタカ コゲラ オオアカゲラ アカゲラ クマゲラ ヤマゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス キクイタダキ ハシブトガラ ヒガラ シジュウカラ ヒバリ ショウドウツバメ ヒヨドリ ヤブサメ エゾムシクイ センダイムシクイ コヨシキリ ゴジュウカラ キバシリ ミソサザイ ムクドリ コムクドリ トラツグミ クロツグミ アカハラ ノゴマ ノビタキ コサメビタキ キビタキ オオルリ ニュウナイスズメ スズメ キセキレイ ハクセキレイ カワラヒワ ベニマシコ シメ イカル アオジ オオジュリン (56種)


囀るキビタキのオス


(2015年7月7日   千嶋 淳)

150705 プライベートガイド

2015-07-26 14:28:04 | 鳥・夏

Photo by Chishima, J.
アカゲラ幼鳥 2015年7月 北海道中川郡池田町)


 兵庫からいらしたご夫婦を案内させていただきました。レンタカーで道内を回っていて、前日は糠平の泊まりということなので、早朝は糠平で自分たちで鳥を見てもらい、9時半に池田に来ていただき合流しました(帯広への送迎が無い分、ガイド料をお安くできます)。こうした融通が利くのもプライベートガイドの良さ。
 
 池田町内や十勝川下流域を中心に半日ほどの探鳥でした。最初に訪れた公園では、つい最近園内の草刈りが行われた場所に虫が多数出てきているようで、多くのアカゲラやカラ類にくわえ、ヤマゲラ、アオジ、キビタキなども地上で虫を捕えていました。撮影派のおふたりは、次から次に現れる小鳥たちに夢中でシャッターを切っていました。
 
 郊外の湿地に移動する頃には風がやや強くなり、期待していた草原性の小鳥は少なめでしたが、晴れ渡った青空を吹く風がヨシ原を揺らす様が感動的でした。付近ではタンチョウの親子がコムギ畑に出ており、初めて出会うタンチョウにいたく感激されていました。上空高く舞い上がるオジロワシの若鳥を、2羽のチゴハヤブサがモビングしていました。
 
 次の目的地はアカエリカイツブリの繁殖地。通常、この場所では繁殖中のカイツブリに配慮して、車内からのみ観察・撮影を行います。しかし、本日のお客さんは三脚を持参していたため、カイツブリと反対のドアから出て音を立てないでドアを閉める、撮影は車の陰からのみ行う、撮影は短時間で済ませガイドの指示に従うなどいくつかの約束をしていただいた上で車外からの観察・撮影を試してみました。結果、アカエリカイツブリは特に警戒することもなく、通常通り休息や羽づくろい、給餌等行っていました。ただし、この方法は車1台分の人数しか通用しないでしょう。

 最後の原生花園はジリ(霧と雨の中間のようなもの)で身震いする程の寒さでした。それでもノビタキやシマセンニュウが活発に活動しており、晴天時には朗らかなノゴマの囀りが、霧の中の潮騒と重なって妙に物哀しく聞こえていました。

 写真はアカゲラ幼鳥。頭頂部全体が赤く、胸から腹の白は煤け、下腹・下尾筒の赤はやや鈍い。

確認種:マガモ アカエリカイツブリ ドバト キジバト アオバト アオサギ タンチョウ カッコウ ハリオアマツバメ オオセグロカモメ トビ オジロワシ コゲラ アカゲラ ヤマゲラ チゴハヤブサ ハシボソガラス ハシブトガラス ハシブトガラ ヒガラ シジュウカラ ヒバリ ショウドウツバメ ヒヨドリ ウグイス センダイムシクイ シマセンニュウ エゾセンニュウ コヨシキリ ゴジュウカラ キバシリ ムクドリ コムクドリ ノゴマ ノビタキ キビタキ スズメ ハクセキレイ カワラヒワ ベニマシコ シメ イカル アオジ オオジュリン (44種)


(2015年7月6日   千嶋 淳)

150703 プライベートガイド

2015-07-26 14:18:57 | 鳥・夏

All Photos by Chishima, J.
咲き誇るハマナスの中のノビタキ・オス 以下すべて 2015年7月 北海道十勝管内)


 地元の支部会員の方を案内させていただきました。以前から熱心に観察されている方なのですが、近年足を悪くされて自分で見に行くのが大変ということで、プライベートガイドに申し込んで下さいました。ありがたいことです。事前に相談して、基本的には歩かないで車内から観察・撮影を行う、お手洗いが近いのですぐに利用できるエリアを中心に回るという方針でコースを組みました。このような希望を可能な限り反映させられるのが、プライベートガイドの強みでもあります。

 朝から快晴で気温も高く、鳥が見づらいのではと心配したのですが、十勝川下流域を中心に予想以上に多くの鳥たちと出会うことができました。最も多くの時間をかけたのは昨日見に行った沼。どこに何がいるかわかっていたので、草原性の小鳥や水鳥を中心に次々と案内できました。「鳥見」が結果として「下見」となって活きました。


 海岸の原生花園では、夏の陽射しの中、ハマナスなどの花の中にいる鳥景を楽しみました。最後に訪れた山では時間帯と暑さで鳥は不活発だったものの、アカハラ幼鳥が頻繁に現れ、林道を横切って斜面を登るエゾライチョウ親子の姿もありました。

 季節がら親子や幼鳥を多く見られたのも収穫でした。今回、このような形で鳥見のお手伝いをさせていただけたことを、たいへん嬉しく思います。


林道を横切るエゾライチョウの幼鳥



確認種:エゾライチョウ マガモ アカエリカイツブリ ドバト キジバト アオバト カワウ アオサギ タンチョウ クイナ ツツドリ カッコウ コチドリ オオジシギ オオセグロカモメ トビ アカゲラ チゴハヤブサ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ハシブトガラ シジュウカラ ヒバリ ショウドウツバメ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ エゾムシクイ センダイムシクイ シマセンニュウ エゾセンニュウ オオヨシキリ コヨシキリ ゴジュウカラ ミソサザイ ムクドリ コムクドリ アカハラ ノゴマ コルリ ノビタキ キビタキ ニュウナイスズメ スズメ キセキレイ ハクセキレイ ビンズイ カワラヒワ ベニマシコ アオジ オオジュリン (53種)


ビンズイ



(2015年7月3日   千嶋 淳)