鳥キチ日記

北海道・十勝で海鳥・海獣を中心に野生生物の調査や執筆、撮影、ガイド等を行っています。

「北海道帯広市と近辺の野鳥マップ」公開のお知らせ

2017-01-16 22:54:30 | お知らせ
 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 2014年にクラウドファンディングでご支援いただいた表題のマップを、グーグルマップ上で公開し始めました(情報収集・リスト作成:千嶋淳、マップ作成:千嶋夏子)。公園・緑地に限らず、十勝の野鳥マップとして追加・更新を行ってゆきたいと思っておりますので、鳥見の参考にしていただいたり、漏れている情報を提供いただけたりしたら幸いです。


「野鳥マップ作成を通じて北海道帯広市の野生生物と森林を守る!」Facebookページ開設のお知らせ

2016-12-27 12:04:16 | お知らせ
 千嶋夏子(NPO法人日本野鳥の会十勝支部事務局長・当時)は2014年、帯広市内の孤立林等の自然を守る礎とする野鳥マップ作成のためにReady for様のクラウドファンディングを利用して活動資金を集めさせていただきました。賛同・支援いただいた方々には改めて感謝申し上げます。

 常に複数の仕事が同時進行する中、早くも2年が経ってしまいましたが、取り組みを発信するFacebookページを開設いたしました(Facebook会員でない方でもご覧いただけます)。作業の第一工程として緑地や公園、地区単位での鳥類リストの作成を行いました。既存の文献や個人の観察記録を利用しながらリストアップを行っていますが、漏れている種も少なからずあると思います。それらについては情報を提供いただき、帯広市や十勝の自然を守る基礎をともに作ってゆけたら幸いです。

 扱う情報は基本的に「生息情報」です。本来なら繁殖情報も必要なところですが、近年はデジタルカメラの普及に伴って野生生物の写真を撮る方が増え、カメラマンの集中による繁殖への影響が懸念されるためです。どうぞご理解下さい。

 本来の目的であるマップについては年内に公開する(改めてお知らせします)と同時に、随時情報を追加・更新してゆき、将来的には鳥類以外の生物を含めたバージョンを作れたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月 
千嶋 淳 (NPO法人日本野鳥の会十勝支部会員・道東鳥類研究所主宰)

「野鳥マップ作成を通じて北海道帯広市の野生生物と森林を守る!」Facebookページ

ジャパンバードフェスティバル(JBF)2016会場地図

2016-11-02 17:32:41 | お知らせ
 JBFの会場地図が公開されてますね。「地域の団体が連携して取り組む海鳥・海獣調査と十勝の野鳥」(通称十勝ブース)は今年も鳥の博物館前(例年の場所)です。期間中は鳥の博物館が無料開放されています。是非その行き帰りにお立ち寄り下さい。今年の目玉は「北海道の海鳥4 アビ類」ですが、アビスタ会場の方ではありませんのでお間違いなく。もちろん既刊や「北海道の動物たち 人と野生の距離」や「十勝の海の動物たち」、ちょっとしたグッズなども揃え、お待ちしております。

JBF公式ホームページ

150918~21 日本鳥学会2015年度大会

2015-11-16 20:47:05 | お知らせ


 神戸の兵庫県立大学で開催された日本鳥学会の2015年度大会に参加して来ました。大学や研究機関の研究者だけでなく、アセス会社や団体職員、バードウオッチャーなど数百人が参加して、4日間にわたり口頭やポスターでの発表、シンポジウム、自由集会などが活発に行われました。

 NPO法人日本野鳥の会十勝支部ではNPO法人エトピリカ基金と共同で、海上調査のデータにもとづき「北海道東部の太平洋上におけるコシジロアジサシの観察記録」(千嶋淳・片岡義廣・久保清司・長雄一・青木則幸)のポスター発表を行いました。これまで迷鳥とされていたコシジロアジサシが8~9月に定期的に道東沖を通過していることなどを明らかにし、ポスターにお越しいただいた皆様とも議論を楽しめました。少しだけ持って行った海鳥図鑑もあっという間に完売!で、こちらもありがたい限り。

 今後も関係者や近隣の団体と連携しながら、道東沖における海鳥・海獣の分布や生態を明らかにしてゆけたらと考えています。


(2015年9月26日   千嶋 淳)


「faura No.47」に十勝沖記事掲載

2015-04-15 10:30:34 | お知らせ


Photo by Chishima, J.
残雪の日高山脈を背に海上を飛びゆくハシボソミズナギドリ 2013年5月 北海道十勝沖)


3月15日発行の「faura No.47」(有限会社ナチュラリー刊)の特集「クルーズで見る野生」の中で、十勝沖についての記事を執筆させていただきました。10数点のカラー写真とともに、見開き2ページでこれまでの経緯や季節ごとの見どころを紹介しております。
同特集では知床、釧路沖、津軽海峡など道内各地のクルーズやフェリーからのシーウオッチングを、多数の美しい写真で概観できます。海鳥や海獣の観察が、それも北海道のものだけで雑誌の特集になるとは隔世の感があります。
また、6月に予定している同誌の大橋編集長と私が船内でレクチャートークを行う、商船三井フェリーの苫小牧~大洗のフェリーを利用した海鳥観察ツアーの案内も掲載されています。
よろしかったらお手に取ってご覧いただければ幸いです。


(2015年3月16日   千嶋 淳)