神戸の兵庫県立大学で開催された日本鳥学会の2015年度大会に参加して来ました。大学や研究機関の研究者だけでなく、アセス会社や団体職員、バードウオッチャーなど数百人が参加して、4日間にわたり口頭やポスターでの発表、シンポジウム、自由集会などが活発に行われました。
NPO法人日本野鳥の会十勝支部ではNPO法人エトピリカ基金と共同で、海上調査のデータにもとづき「北海道東部の太平洋上におけるコシジロアジサシの観察記録」(千嶋淳・片岡義廣・久保清司・長雄一・青木則幸)のポスター発表を行いました。これまで迷鳥とされていたコシジロアジサシが8~9月に定期的に道東沖を通過していることなどを明らかにし、ポスターにお越しいただいた皆様とも議論を楽しめました。少しだけ持って行った海鳥図鑑もあっという間に完売!で、こちらもありがたい限り。
今後も関係者や近隣の団体と連携しながら、道東沖における海鳥・海獣の分布や生態を明らかにしてゆけたらと考えています。
(2015年9月26日 千嶋 淳)