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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その215 『横浜開港の歴史を訪ねて、三塔物語』 その4

2017年09月19日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
横浜開港資料館の前の広場は現代的なデザインで綺麗に整備されています。



明治10年代に築造されたレンガ造りマンホールと下水道です。
横浜開港後、幕府が外国人居留地の造成工事を行ないましたが、生活様式の異なる外国人から苦情が出ました。
当時の上部開放型の水路式下水は不評で、石造卵形管を地中に埋めるように計画書が提出され、近代下水と呼ばれる下水道が敷設されました。



文部省では平成10年に、これを「旧横浜居留地煉瓦造下水道マンホール」の名称で文化財登録原簿に登録し、文化財として保護することを決めました。
その後、開港広場の造成工事の際にも、煉瓦造のマンホールが発見されています。



横浜開港資料館は、横浜開港百年を記念して実施された横浜市史編集事業の資料を基礎に、昭和56年(1981年)の開港記念日に開館しました。



入り口の左側に大砲が置かれています。
明治期に製造された鋳鉄製の11ポンドカノン砲で、オランダ東インド会社の船の備砲だったそうです。



外国人居留地90番地(現山下町90番地)に、生糸の輸出と時計の輸入に従事していたスイスの商社があり、明治維新の際の戊辰戦争中は武器の輸入もしていたそうです。
昭和34年、同社跡地で建物の基礎工事中に大砲が見つかり、掘り出され展示されていましたが、平成15年に横浜市に寄贈されたそうです。



入り口左側の横浜開港資料館の敷地内に、旧守衛室を使用した海外の片田舎にありそうな雰囲気のカフェがあります。



横浜開港資料館は旧イギリス総領事館(横浜市指定文化財)でした。



昭和6年に建てられた邸館風建築で昭和47年まで英国総領事館が業務を行なっていました。
昭和56年からは横浜開港資料館(旧館)として公開されています。



続く................................................................。

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