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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その101の4 『永平寺』

2010年07月17日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
永平寺にあり、福井藩主松平家を祀っている『松平公廟所』です。
中に入ることはできませんが、本山の建物で最も古く、もとの勅使門(ちょくしもん)であったそうです。
葵の御紋の門を入ると越前藩三代目、松平忠昌公の五輪塔があります。



徳川家と松平家との関係とは、どうなっているのでしょうかね。
徳川家康は、松平氏第8代・松平広忠の嫡子として生まれ、元の姓は松平氏になります。
その後、1566年に三河一国を統一し、朝廷から従五位下・三河守の叙任を受け、先祖・得川義季の名字を復活させるとの名目で徳川氏に改姓しました。
但し、徳川の名乗りは家康一家のみが名乗り、松平諸家の姓は松平に留めました。
家康はこれにより自身の家系を松平一族中で別格の存在として内外に認知させ、松平諸家は徳川の親族ではなく、家臣の格である「譜代」に位置付けました。
このことにより、徳川家は別格ということを認知させ、権力を保ったのでしょう。



『祠堂殿』です。
檀信徒の入牌、納骨をする殿堂です。
間口6間・奥行8間の総欅造りで120坪の大きな建物です。



大仏が使うような数珠が壁にかかっていました。
祠堂殿の入口の上にかけてある数珠は長さ18m、重さ250Kgの大数珠です。



『鐘楼堂』です。
大晦日の各地の除夜の鐘の中継でも登場する大梵鐘(おおぼんしょう)で、口径1.5m、高さ3m、重さ約5トンあります。



一撞一拝(いっとういっぱい)といい、一撞ごとに一拝をして撞かれ、その梵音は修行僧を覚醒せしめ深谷幽山に無限に響きわたるそうです。



山門前にある鐘楼堂は昭和38年に改築された鎌倉様式の重厚な建物です。
総檜造で中に吊られた大梵鐘は第二次大戦中応召にあいながら、再び戻されたものを改鋳し、鐘楼堂の改築とともに完成したそうです。



山門は修行僧が正式に入門する永平寺の玄関にあたり、下層の両側には仏教の守護神である四天王が安置され、上層には500羅漢が安置してあります。



四天王は仏教、また永平寺の守護神として、持国天は東を、広目天は西を、増長天は南を、多門天は北を受け持っていますい。
永平寺はどこも開放されていて自由に出入りできるが、四天王が守護しているため悪人などは入らないそうです。



続く............................................................................。

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4 コメント

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こんばんは。 (アレクリパパ)
2010-07-17 20:15:16
祠堂殿、侘び寂の世界ですね。
昔、日本のお寺も東南アジアのお寺のように朱や緑で塗られていたって聞いたことがあります。
詫び寂びが吹っ飛んじゃいますね。
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Unknown (ナビパ)
2010-07-17 20:32:43
松平は重みのある名前ですね。
お写真からを重厚を感じます。
四天王は迫力を感じますね。
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アレクリパパさんへ (TOPPO PAPA)
2010-07-18 18:40:54
深山で修業をする、大本山の厳しさが感じられました。
同時に、日本の文化の原点を観たような気がします。
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ナミバさんへ (TOPPO PAPA)
2010-07-18 18:43:16
昔から末代の姓を名乗る家は多いようです。
由緒正しい名前の系譜何でしょうね。
徳川姓の由来は天下統一にも一役かったのでしょう。
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