TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その206 『三渓園観蓮会』 その6

2017年07月24日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
写真を撮り終えて、園内を軽く散策しながら帰路につきます。



朝食抜きできたため、三溪園茶寮で朝がゆセットをいただきました。
お味噌汁・温泉卵・紀州梅・水ようかんなどがセットになったもので、お腹にやさしい食材です。



100年に一度咲くか咲かないかといわれる竹の花が咲いたというニュースが数か月前に流れました。
まだ咲いているのかと竹林のある三重塔へ向かいました。
残念ながら、少し来るのが遅かったようで、もう散ってしまったようでした。

国の重要文化財に指定されている三重塔です。
塔の先端までの高さは24メートルで、全体が安定感のある優美な姿をしています。
建築様式としては、典型的な和様と呼ばれる形式で、室町時代の特徴をよく備えているといいます。
各層に欄干付の廻縁が設けられ、斗供を始め細部も室町のしきたりに添っています。
現在関東地区に所在する木造の塔としては最古のものになるそうです。



三重塔の手前に、「出世観音」と呼ばれに石の仏像が置かれています。

三渓園にゆかりのある人たちの多くが、文化勲章を賜わっています。
昭和12年の第1回の文化勲章を、横山大観、佐佐木信綱と二人そろって授与されています。
その後、安田靫彦(昭和23年)、小林古径(25年)、前田青邨、和辻哲郎(30年)と、三溪ゼミのメンバーが続いています。
他に三溪園と浅からぬ縁があった人でいえば、徳富蘇峰(18年)高浜虚子(25年)、あるいは平沼亮三(30年、横浜市長)も、その栄誉を受けています。
三溪園に行くと御利益があると、出世観音に手を合わせる人が多いそうです。



蓮と睡蓮の花は、よく間違えられます。
蓮が水面から大きく立ち上がって咲くのに対し、睡蓮は水面からわずか上で花を咲かせます。



蓮は極楽浄土の花として大切にされているのは、一般的には蓮は沼等では本当に汚い泥のようなところに咲いてます。
この汚い泥の中からなんとも可憐で清らかな花を咲かせる事が仏教の教えに似ているそうです。



こちらは睡蓮です。
睡蓮ですが、決して「水蓮」ではないそうです。
睡蓮の名前の由来は、開いて閉じてを3回繰り返すそうで、これを人間のサイクルに例えて 日中(開く=目覚める)夜(閉じる=眠る)というところから、「睡眠する蓮」→「睡蓮」ということのようです。



開花時期も蓮が盛夏の短い期間であるのに対し、睡蓮は5月から9月の初め頃まで比較的長い期間楽しめます。



室町時代に建築された旧燈明寺本堂(重要文化財)です。
三重塔と同じ京都燈明寺にあった建物で、 三溪園には、1988年(昭和62年)に5年がかりで移築・保存作業が行われ、 中世密教寺院の姿がよみがえりました。



紫陽花も見頃はすぎてしまいましたが、暑さに負けずにまだ頑張って咲いていました。





約1時間30分ほどの早朝散歩を、蓮の花を楽しみながら過ごせました。



それでは三渓園よりお別れです。
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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その206 『三渓園観蓮会』 その5

2017年07月23日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
三渓園の大池は四季折々、素敵な景観に出会うことができますが、この初夏の緑濃い景観も、落ち着いた風情です。



ネッチ情報で、みなさんよく知っている『蓮の歌』があります。
”ひらいた ひらいた なんの花が ひらいた レンゲの花が ひらいた ひらいたと思ったら いつのまにか つぼんだ



この歌に出てくるレンゲの花は春の野に咲くレンゲソウではなく、「レン=蓮、ゲ=華」つまりハスの花のことです。
明治時代の遊び歌で、子供たちが輪になって手をつなぎ、歌を歌いながら外に広がったり、内につぼまったりして、蓮の花が開いたりしぼんだりするようすを表現している童歌です。



開園1時間ほどで、蓮池の周りはだんだん混み合ってきました。



蓮は植物のなかでも、もっとも古いもののひとつで、およそ1億4000万年前に、すでに地球上 に存在していたといわれています。
花の中心部にできる花托(後に果托)が特徴的で、その形状が蜂の巣に似ていることから、「はち巣」となり「蓮(はす)」と呼ばれるようになったという説もあります。



三渓園と縁の深い、『ホトトギス』を主催した高浜虚子の歌碑です。
”鴨の嘴よりたらたらと春の泥”

その昔三渓園は遠浅の海に面していました。
トッポパパの子供のころの思い出に、三渓園の海での海水浴があります。
その昔、三渓園の海で鴨が嘴を水に突っ込んで何かを漁っている情景を詠んだもののようです。
鴨は餌を嘴で採るとき、カタカタと音を立てて水をこぼすそうですが、三渓園の干潟に暖められた泥の質感が”たらたら”と表現されたそうです。



花托は、花弁が散ると生長しながら果托に変化します。



同時に、受粉しためしべも成熟して褐色化し、硬い果皮を持つハスの実になります。



果托を乾燥させると、ドライフラワーアレンジなどのインテリアに使えます。



続く...........................................................。
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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その206 『三渓園観蓮会』 その4

2017年07月22日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
三渓園は、生糸貿易で財を成した実業家原三渓(本名:富太郎)により、京都や鎌倉から数多くの歴史的建造物が集められ、その中には重要文化財も数多くあります。
鶴翔閣(かくしょうかく)は、原富太郎が建てた自邸です。
日本美術院の横山大観、下村観山、前田青邨らが出入りした所として知られています。
現在は、横浜市の有形文化財に指定され、賓客の接遇や披露宴などに利用されています。



美しい蓮の花で開花後2-3日で蜜蜂による受粉待ちのころでしょう。



蓮の花は原三溪がとりわけ好んだ花だといわれ、昔は大池全体に植えられていたそうです。



園内ではハスの葉のシャワーが実演されていました。
蓮の葉の中央部から放射状に葉脈がはしっています。
ハスの葉の茎に水道を繋ぐと拡がった葉の葉脈を通じて水が噴出しています。



蓮の葉が水をはじき、きれいなカーブを描きながら水が玉になって降り注いでいます。



子供たちには、特に喜ばれていました。



トッポパパも記念撮影です。



孫にも写真を見せるので、蓮の葉を傘にした『トトロ』になりました。



8月中旬には、蓮の葉っぱに注いだお酒や蓮茶を蓮の茎をとおして飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」というのが実施されるそうです。



続く..........................................................。
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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その206 『三渓園観蓮会』 その3

2017年07月21日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
蓮の花の命は概ね4日とされています。



初日は日の出ごろから大きな蕾の外側の花びらがゆるみ出し、1分間に数ミリの早さで花弁が開き始めます。
しかし、日が高くなるにつれ閉じ始めます。



2日目は最もきれいに花びらが開き、未明から咲き始めます。
日の出とともにお椀型になり、色鮮やかになりますが、昼頃には完全に閉じてしまいます。



開花2日目には、おしべから出る甘い香りに誘われ、蜂が受粉を助けに飛来します。
受粉が終わると、めしべの先(柱頭)は褐色になり、花托の中で種が成熟し始めます。



めしべは花の中心部の丸い部分(花托)のつぶつぶ部分で、2日目は黄色く、艶やか色になります。
おしべは花托の周りにあるふさふと伸びた部分で、蜜蜂誘うため甘い香りを出します。



開花4日目には、花が散り、午後には花びらが一片もなくなり、上右のように花托だけが残ります。
その後、茎が折れて、花托が池の中に落ち、種が落ちます。
種から発芽し、花が咲くまで、3年かかります。



昼間でも咲いているのは、3日目の花のようです。



日常的食材の『レンコン』は、蓮の根っこの部分になります。



ネット情報にハスの花は、仏教と関わりが深い花と説明されています。
汚れた泥の中で美しい花を咲かせる蓮を例えて、泥を煩悩、蓮を悟りと表しています。
仏教での悟りとは『物事をありのままに見ることができる、美しい清らかな心』として、このどろどろした娑婆世界で、美しい清らかな心を持ちましょうと説いています。



続く..........................................................。
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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その206 『三渓園観蓮会』 その2

2017年07月20日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
開門と同時に、蓮池周辺はカメラマンで埋め尽くされます。



蓮の花は午前中の早い時間が見ごろなので、三溪園では、7月中旬から8月中旬の土・日曜のみ、早朝観蓮会が開催されます。



こちらの蓮池の花はほとんどピンクのようです。



三渓園のランドマーク的存在の三重塔を背景に写真を撮りたいのですが......................



ここの蓮は背丈が高くて蓮池全体を写すのは脚立でも持ってこないと至難の業です。



以前は三渓園の蓮も、沢山の種類があったそうですが、力の強い原始蓮と食用蓮が残ったそうです。



三渓園園のシンボル、「旧燈明寺三重塔」を望遠で撮ってみました。
この建物でおもしろいのは移築した日は大正3年3月、3が重なり、まさに三重です。



原始蓮と食用蓮の花はよく似ていますが、原始蓮の葉はざらざら感があり、食用蓮はすべすべとのことです。



蓮の花言葉は「清らかな心」、「神聖」、「雄弁」などです。
泥の中から清らかな花を咲かせるため、俗世間から現れた優れた人材にもたとえられます。



続く..............................................................。
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