2009年を振り返る時、トッポパパの後縦靭帯骨化症(OPLL)という難病の闘病生活を抜きには考えられません。
トッポパパが、何故? いま大きな後遺症もなく日常生活を送ることができているのか考えてみました。
今考えると、実はトッポの4年前の頸椎ヘルニアの闘病生活の経験が大きな影響を与えたからです。
トッポは2005年の8月中旬、トッポが激痛のため突然悲鳴をあげて啼くようになり、ほとんど立っていられない状態になりました。
その後、対処療法が勧められ、数度の入退院を繰り返し、結果ケージ内だけの生活を送るようになります。
当時、かかりつけの病院の病院長より、手術は難易度が高く、リスクも高すぎるので執刀はできないと告げられてしまいました。
対症療法しか選択の余地がなく、トッポが痛みに耐えられなくなると、ステロイド投与による入院治療と、ステロイドによる内臓(胃や腸)障害との戦いでした。
このままでは急死も覚悟してくださいと告げられ、緊急手術を依頼しても大学病院での手術は数ヵ月後しか予定できませんでした。
その間にトッポは症状が進行し、ほとんど動けなくなり、家族は毎日悲鳴を聞きながら見守るだけでした。
この状態では、トッポパパももう数日しかトッポの命が持たないと覚悟しましたが、最後の望みと、ネットを駆使してなんとか緊急手術ができるブラックジャック先生を探すことができました。
入院、即日手術という考えられないブラックジャック先生の対応と、トッポの生命力の強さで、九死に一生を得ることができたのです。
写真は手術創も痛々しいトッポと、退院後ママに抱かれて離れようとしないトッポです。
トッポの奇跡の軌跡をたどると、トッポの闘病報告にも書きましたが;
1.最後の最後に、A病院を探しだせたこと。
2.バカ親父のE-mailに、院長の返事がきたこと。
3.日曜の朝に、月曜日朝の院長の診察予約がとれたこと。
4.朝、もしかしてと思って食事を与えなかったこと。
5.最高の先生、そして経験豊富な先生に出会えたこと。
6.その日に手術等考えられないことが、現実になったこと。
7.そして、トッポに、最後の体力がまだ残っていたこと。
退院後、元気になったトッポは、祝福のチュ!をもらい照れているトッポです。
なにごとも、あきらめてはいけない! 最善を尽くせば結果はついてくると思ったものです。
ダックスは腰のヘルニア(頸椎ヘルニアはさらに難度が高い)に罹りやすい体型ですので、ダックスの飼い主さんはぜひカテゴリーに纏めた『トッポの闘病記』を参考にしていただき、この病気を発症したら、症状の進行によっては時間との勝負だと考えて欲しいと思います。
そして、今年の5月、トッポパパが後縦靭帯骨化症(OPLL)を発症してしまいます。
トッポの闘病生活の経験から、難病であろうがどこかに助かる道はあるはず、スピードが勝負、リスクを恐れては後遺症が大きくなる、そしてブラックジャック先生を探せと考え、前向きに考えてきました。
そして多くの方の協力を得て、日本で有数の名医に執刀してもらうことになります。
トッポもトッポパパも前後の違いはありますが、15cmに及ぶ切開での難手術でした。
しかし、軽微な後遺症こそ今も残っていますが、術後経過はすこぶる良好で、、通常数週間は入院治療する入院期間も、トッポと同じ1週間程度で終わる奇跡の短期入院で済みました。
写真は、退院後家に帰った時、トッポがうれしそうに迎えてくれた写真です。
トッポパパの奇跡の軌跡は;
1.対症療法を最初から考えず、手術を覚悟しK病院にたどりついたこと。
2.友人の協力で、発症後数日で大学病院長の診察が受けられたこと。
3.難病ではあるが、日本有数の執刀医を紹介されたこと。
4.症状が悪化する前に、手術が受けられたこと。
5.翌日に立ちあがるだけの体力が残っていて、合併症も避けられたこと。
6.多くの人の激励を受け、前向きに病気に立ち向かえたこと。
7.そして、トッポの闘病経験が、自分の選択肢を決めたこと。
今思えば、トッポを救えたのはトッポパパの執念があったとも思いますし、トッポパパの手術の成功は、トッポの経験が助けてくれたのでしょう。
写真は、トッポと一緒にリハビリしている様子と、妙な縁だと二人の絆を確信した時の写真です。
同病で悩まれている人も多いと思います、そんな時はぜひトッポパパの闘病記を参考にしてください。
トッポパパはトッポの闘病生活をブログに載せたおかげで、多くの人に励ましをいただき心から感謝したものです。
その感謝の意味でもブログを続けようと、デジカメを購入したのです。
その結果、仕事人間であった無趣味のトッポパパパが、カメラを趣味にすることができたのもトッポのおかげでしょう。
犬の生命力と家族愛(仲間)は、とても強いものがあります。
そんな雰囲気を与えてくれる写真を、最後に何枚か再掲載します。
この愛くるしい顔を観ると、犬と人との絆の原点なのでしょう。
大型犬の迫力は、生命力の強さを感じます。
トッポパパの闘病生活はまだ続きますが、まだまだ頑張れそうです。
年末にトッポとトッポパパの目に見えぬ絆を感じた2009年です。
明日は大晦日、今年も元気いっぱいのトッポの写真のオンパレードで2009年を閉めたいと思います。