走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

難波地区文化祭

2008年03月09日 22時00分33秒 | その他
☆★★ なんばふるさと音頭

 午後からは、北条の難波地区の文化祭に出かけました。
この地区では、今年度、地域を再認識し、より地域を愛してもらおうと「なんばふるさと音頭」を作りました。

 今日も、そのお披露目があり、「あらゆる機会に宣伝しようと思とんよ。」と川添公民館長は言っておられました。
この日にあわせて、オレンジの法被(はっぴ)を準備し、より強烈に参加者にアピールしようというものです。


★☆☆ 地域の必死さ

 今、地域活動は低迷の一途です。
その要因は、地域に対する帰属意識の希薄化、さらには個人主義の蔓延など、さまざまなことが重なった結果と言われています。
しかし、地域活動の現場は、何にもせずにただ手を拱(こまね)いているだけではありません。
少なくとも本市では、ここ二年間の間に公民館長たちはこのことをしっかりと受け止めていただき、何とかしなければと立ち上がってくれている公民館が増えています。
 難波の川添公民館長もその一人であります。
公民館が元気になる答は一つではありません。
なぜなら、地域ごとに事情が異なり、そこに至る歴史文化を含めた風土というものが異なるからです。
ですから、なんでもいい、とにかくやってみることだと思います。


★☆★ 地域への浸透

 特別出演として「愛媛リエート吹奏楽団」が参加してくれていました。
この楽団は、浅海公民館の横の施設で練習している楽団です。
ですから、浅海の夏祭りには積極的に参加してくれているのですが、立岩地区の文化祭にも参加していただき、今日は難波地区です。
なぜ、このように水平展開できるかというと、8ブロックの公民館長、館長補佐そして公民館主事は必ずブロック内事業を敵情視察(??)を行うからだと思います。

 私は、いまだに事業を見に行って新たな発見があります。
元気になるには、学び、競い合うという精神が何よりも大切だと思いました。

荏原地区文化祭

2008年03月09日 20時29分37秒 | その他
☆☆★ 団体の心がひとつ

 今日の午前中は、久谷の荏原地区の文化祭に行ってきました。
式典の前に金管バンドの演奏があり、あまりのうまさに驚かされました。
そして、その後、式典が始まったのですが、立ち見が多数でるくらいの盛況でした。

 私のさまざまな事業を見させていただく楽しみの一つに、お手伝いいただく関係者の「動き」があります。
この荏原地区で驚かされたのは、関係者の動きがきびきびしていて、幕間の片付けや準備にそつがなく、それぞれの役割分担がわかっているんだろうなと感じとりました。
後で聴くと、20の分館に2つの組織(分館認定を受けていない団体)を加えた役員さんが裏方を務めてくれているとのこと。
ただ、お手伝いが多ければ多いほど、事前の打ち合わせがしっかりしていないと、こうはうまく動いてくれないものです。

 そういう意味では、公民館主事の役割りは、時にコーディネーターであり、プロデューサーにもならなければなりません。
実は、「離れている部下の方の評価をするのは大変でしょう。」と言われることがよくありますが、地域活動の現場を見に行くのには、活動内容だけでなく部下の力量も見れるという一挙両得だから行くのです。

 また、コミュニケーションが下手な部下もいます。
そういった者から、考え方や取り組み方を聴きだすのは至難の技です。
でも、地域活動を見させていただいて、地域の人たちの笑顔や裏方の動きなども参考になります。
ものを言わない職員ほど地元のファンが多かったり、信頼されてたりします。
私たちの職場は、まず地域の人たちに愛され、信頼される。
そこのところを重視し、評価することだろうと思っています。


☆★☆ 元気な地域活動とは

 地域の人たちが、自らの役割りと自ら次は何をしなければならないかがわかっていて、それを行動に移している人たちが多い地区ほど元気だと思います。
そのためには、上手な演出が大切なポイントです。
荏原地区の例を挙げると次のような演出があります。

 ①各団体ごとに出店を任せています。(自主的な企画運営)
 ②販売する損益分岐点分までは、各団体で前売り券販売を
  してもらい、当日券分が利益になります。(自主的な経営感覚の育成)
 ③収益が各団体の活動費になるようにしています。(活動費の確保)
 ④仕入を地元商店を使うことで地域活動に理解を示し、
  積極的に手伝ってもらっています。(心強い応援団の確保)

 などなど。さまざまなテクニックが凝縮されているのが公民館活動なのです。