走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

天真爛漫

2010年01月14日 23時05分11秒 | つぶやき
 同じことをしたり、同じことを言っても、好かれる人と好かれない人がいる。
 なぜこんなことが起こるのか?

 いまさらながらと思われるかもしれないか、憎たらしいけれども憎みきれないという人が周りを見渡せばいるのではないか。

 例えば「自由人」といわれる人。
 何をしてるんだか、なんて思うのに憎みきれない。
 年長者でも、敬愛をこめて「無邪気なんだから」とつい許してしまう。
 そんな人物が身の回りにいないだろうか。

 そんな人物、具体的にいえばさしづめ山田洋次郎監督の「フーテンの寅さん」の寅ちゃんか。
周囲の人たちが温かいまなざしで包み込みながら、その天真爛漫な生き方に惹かれている。
がんばってもそんな人間にはなれないのが分かっているのに、心のどこかであこがれてしまう。
一方では、そんな生き方はしたくはないという思いもある。
なのにどこか惹かれる。

 不思議な人である。

 山田監督は大衆娯楽映画を追及しながら、人間の弱さやはかなさみたいなものを根底に描きながら、でもその中に人のすばらしさみたいなものを表現しているような気がする。

 話を戻すと、困っている人がいれば自分や家族のこともほっぽり出して必死になる、そんな人が好かれる人のような気がする。
地域にはこんな人がいっぱいいる。
だから、私はこの仕事が大好きである。

 今年は、寅年。
 フーテンの寅さんを観直して、寅ちゃんの爪の垢でも煎じて飲むことにしたい。