秋の試験が次々と迫ってくる時季に入ってきましたので,ここで5月に書いたことをもう1度・・
宅建は本試験まであと3日ですので,いくらなんでももう覚悟を決めていると思われますが,残り1ヶ月を切った行政書士試験では,ちょうど今ごろが1番迷いが生じる時期。
行政書士の昨年21年度試験の出願者数は83,819人。
ところが,実際に試験会場に行って試験を受けた受験者数は67,348人。
約1万6千5百人の方が,願書を出したにもかかわらず受験をしなかったことになります。
今年は出願者数が昨年度よりもかなり増加しますので,それにともなって受験を諦めてしまう辞退者の数も必然的に増えそう。
『今年は無理そうなので,来年チャレンジ』・・・
『あともう1年やれば受かりそうなので,今年は辞退』・・・
そう勝手に決めつけてしまって,今年の試験をパスしてしまうのは非常にもったいないことだと思います。
試験会場に行って問題を解くことによって,普段は解けないような問題が当日の勢いだけでできてしまうというようなことは,結構頻繁に起きるものです。
なによりも,来年の試験は11月13日(予定)なんですが,それまでの間に公私ともに何があるか分かりませんからね。
むしろ今年よりも悪い状況になる可能性も・・
「受けられるときに受けておいて,取れるときに取る」。
それが資格試験の要諦だと思います。
行政書士だけではなく,貸金やマン管,管業とこれから続々と受験票が送られてくることになりますが,本試験日に向けて少しずつモチべ-ションを高めていって,必ず試験会場に向かいたいものです。
今現在まったく合格レベルにない場合であっても,試験日当日,大逆転劇が起こるかもしれませんからね。