先ほど,一財 行政書士試験研究センターより昨年度の行政書士試験の合格発表がありました。
合格不合格の判定については,受験された方が各自で確認していただくほかありませんが(合否については,一財 行政書士試験研究センターのホームページでの確認のほか,東京都の場合には,東京都公報からでも受験番号の確認をすることができます),ここでは合格率と合格者数について・・・
合格率 8.27%
合格者数 4,043人
ということで,ついに補正が加えられトータル166点以上で合格ということになりました・・・
まともに180点以上で採点してしまいますと,恐ろしいほど合格者数が減ってしまうということなんでしょうね(法令が非常に難しかったということですね)・・・
結果として,近年類を見ない大変厳しい試験だったということになりました。
これは,やはり昨年の行政書士法の改正が大きく影響しているような気もします。
流れ的には今年の11月8日の本試験も昨年同様か,あるいは,より厳しくなる可能性がありそうです。
合格された方は,今後は登録されるか,あるいは保留したまま他の資格試験に向かわれるか,という感じになると思われますが,今回残念な結果に終わってしまわれた方は,まもなく送られてきます合否通知書でトータルの得点を冷静に確認しつつ,今年の本試験に向け戦略の練り直しを図っていくように・・・
特に行政法がらみで点が伸びなかったという受験者の方は,今年はよほどしっかりした対策を取りませんと,昨年度よりも点数が悪くなってしまう可能性も出てきます。
秋以降スタートします特定行政書士制度に向け,今後,行政法はこれまで以上に重要な位置づけになっていくことがほぼ確定的ですので,この科目についてはできるだけ早めに磐石の状態にしておくように。
人によっては勉強の再開に時間がかかることになるかもしれませんけど,11月の本試験まであと9ヶ月半ありませんからね・・・
常に本試験日までの時間を計算しながら動いていくように・・・
いずれにしても平成26年度行政書士試験はこれで完全に決着がつきましたので,この結果を真摯に受け入れて,前向きに進んでいくようにしたいですね。