今年も1月から資格試験に関する情報をお伝えしてきましたが,あっという間に年末になってしまいました。
資格試験の世界でもいろいろあった平成22年・・・
ここでちょっと大雑把に振り返ってみることにします。
まずは5月の新司法試験・・
新司法試験は資格試験とはちょっと意味合いが違いますけど,とにかく年々合格率が厳しくなってきている,というのが特徴的・・
当初の目標とはだいぶずれてきてしまって,今年(平成22年度)はついに25%台に・・・
来年はどうなるんでしょうか・・・
例年と比べ,格段に暑かった夏に行われた2つの資格試験が,司法書士試験と社会保険労務士試験・・・
残念ながら,いずれの試験も複数の問題で出題ミスが・・
1問でも受験者泣かせのところ,複数問となってくると単純にミスとは言い切れないものがありそうですね。
時折ある現象とはいえ,もう少しなんとかならないものでしょうか・・
10月の宅建は8年ぶりに基準点が最高ライン(36点に)・・・
2年連続こういうこと(問題レベルが緩やか)はありえないと考えられますので,来年はかなりの難化が避けられそうもない予感・・・
そして11月の行政書士試験と貸金試験。
どちらも,予想通り(あるいは予想以上に)難易度が上昇。
この2つの資格試験は来年も難化は必至だと思います。
行政書士試験は今年の問題レベルに対応できるようにしておくことが,来年の試験合格に向けての布石となると思います(今年よりも来年が易しくなるとは,間違っても考えられませんように・・)。
そして最後はマン管と管業試験・・・
マン管は昨年よりもやや難易度が低くなったという感じですが,管業試験は年々ハードになってきていますね。
ここ数年,両試験の難易度は,単に合格率の違いだけになってきているようにも思えますが・・・
出願者数の減少(特にマン管)の問題なども含めて,はたして来年は?・・
11月,12月の試験はまだ結果が出ていませんので,合格発表のあとで,もう1回来年の試験の予想,展望を行いたいと思いますが,いずれにしても,素人目にはわからない感じで,ここ数年微妙に変化(進化)しているような気がする法律系の資格試験・・
来年も,1月より,資格試験に関する情報,業界の動向などをより正確に,より早くお伝えできるように努力していきたいと思います。
いよいよ3年目に突入の当ブログを,本年同様,来年もまたよろしくお願いいたします。