試験予定日8月30日まであと90日弱になりました。資格予備校や各種のサイトでは試験の難易度や合格率などの予想が頻繁に出てくるようになりました。あたかも8年前,資格試験史上,空前絶後の大ブームを巻き起こした「マンション管理士」試験のときを彷彿とさせるといっても過言ではないくらい,この試験には「ミステリアスな期待感」がありますね。
第1回目の試験が比較的簡単だろうという「希望的憶測」だけがひとり歩きしてしまっている感じがなきにしもあらずですが,ちょっと冷静になって,この試験を受験しようと思われているのは一体どんな方々なのかと考えてみたところ,完全に3つのグループに分類されることが分りました(ほぼ間違いなくすべての受験者はこの中のどこかのグループに属します)。
(1) - 現に貸金業に従事されておられる主任者の方 -
今現在,既に貸金業務取扱主任者として貸金業者(会社)で働いておられる主任者の方々は本来であれば,「特例による移行措置」や,「科目免除」等があってもいいようなものの,それらが一切なしという非常にドライなスタ-トによって,試験を半ば強制的に受けざるをえないという過酷な状態にあります。会社からの期待や自身の主任者としてのプライド等もまぜあわさって非常に強力なモチべ-ションの上で試験に臨んでこられるため,かなり合格に近い存在であることは間違いないと思われます。この資格試験が主任者として働くことの能力を問うものであるということを考えればある意味当然といえるかもしれませんが,業界も主任者さん方の合格率をもっとも気にされていることは一連の流れ的にも明確ですから・・・
さてその次に考えられるグル-プ,それは・・・
(2) - 司法書士,行政書士等の資格取得(挑戦中)組 -
司法書士,行政書士,宅建などの法律系資格を取るためのトライアルのような感覚で受験される方たちです。すでにこれらの資格を取得しており,ダブル,トリプルといった複合的な資格の積み上げを望んでおられる方も含まれます。このグル-プ層の方々はモチべ-ション的にはさほど高くはないと思われ,しかも第1回目の試験での合格に必ずしも固執するわけでもないので(本当のネライはその先にある)1番目のグループの方たちにくらべれば,かなり気楽な受験になると思われますが,ここ数年の間に司法書士や行政書士資格を取得した方など,かなりの(強者)ツワモノ,猛者(モサ)さんも含まれているためかなりハイレベルなグル-プ層を形成しており,1番目のグル-プの方々にとってはまさに「目の上のこぶ」となる存在かもしれません。
そして最後のグル-プはというと・・・
(3) - よくわからないけどとりあえず受けてみようかな -
今年から新しい資格ができたみたいなので,とりあえず受験してみようかな・・
というような感覚で本当になんの予備知識も持たずに,受験会場へ・・・
場合によっては試験科目などもよく分らない状態での受験であるため,プレッシャーや,不安等も当然皆無で本当に気楽な2時間を過ごされることになります。もともと資格試験に興味をもってはいないのですが,とにかく試験というものを経験してみようというような感じです。数としてはそれほど多いとは思えませんが,はなから全く期待せずに,何の緊張感もなく受験されますので,実はこのグル-プが最もダ-クホ-ス(大穴)的存在となり,問題が予想以上にやさしくなった場合,このグル-プの方々の合格者も相当数みこまれる可能性もありえると思っています。
これら3類型の受験者層から総合的に本試験を考えると,もっとも有利になるとおもわれるのが,第2グル-プの方々で,第1回目の試験に限っては問題のレベルにもよりますが,合格者の圧倒的多数を占める可能性もあるとみています(私見)。しかしながらこのグル-プの方々は試験に合格しても主任者として登録する可能性が極めて低くなるため主任者の絶対数が足りなくなる可能性があり,そしてこれこそが業界が本年度に限って複数回の受験を行う最大のねらいであると考えています(邪推かもしれませんが・・・)。
この結果を受け,第2回目の試験は1回目の試験よりもはるかに実務的色合いの濃いものになるおそれがあります(何が言いたいかは,うまく言外を読んでいただくしかありません)。
この試験が本当に完成されるのは来年以降からだと思いますが,前にもここで述べましたが,将来的には貸金業従事者に免除の特権という制度にもなりかねませんので(確たる根拠はありませんが)できるだけ早く,いうまでもなく第1回目に取得したいものです。
来月から試験科目の具体的な検討に入りたいと思います。

