昨日は行政書士試験の合格発表がありました。
きのうの発表で合格された方は全国で6,095人。
1回目の初受験で合格されたという方,あるいは何年間も地道に受験勉強を積み重ねてきて合格にたどり着いたという方など,さまざまな方がおられると思います。
このあと合格者が取られるべき道はおもに2つ。
一つは行政書士資格をステップにして隣接資格である,税理士や司法書士といったさらなる難関資格に挑んでいくという流れ・・
基本的に試験に合格した後は勢いがついていますので,その勢いをうまく利用すれば難関資格といえども意外に速く取得できるかもしれません。
もう一つの道。
それは言うまでもなく,登録,開業という本来の流れ。
ある意味そのために苦労してきたわけですから,最初の道を一時的に進まれる方も,最終的にはここにたどり着かなければなりません。
ドラマ「特上カバチ」の影響による追い風を受けて,一気に「事務所設立」まで持っていってしまうのもありですね。
開業予定者への追い風はこれだけにとどまりません。
来年平成23年は「行政書士制度60周年」となる節目の年。
記念行事,イベントなどで賑わいそうです。
今年中に登録され,晴れて行政書士として活動される事になれば,来年は歴史のひとこまの中でいろんな面白い経験が出来るかもしれません。
開業を考えられている方は業務との適性などについて,じっくり検討する時間も必要になるかもしれませんが,何事も前向きに考えて行動される事が大事だと思います。
そしてもうひとつ。
上記ふたつの,夢と希望に満ち溢れた世界とは全く別の道を進まなければならない方々がいます。
それはきのうの発表でご自身の受験番号を見つけられなかった方・・
こちらの方が進んでいく道はとても険しくいばらの道。
だからといって進まなければ,いつまでたってもゴールにはたどり着けません。
私なりに例えるならば,行政書士試験というのは,
「あらかじめバーの高さが固定されている走り高跳び」のようなもの・・
バーの高さは常に一定。
しかも決して高いものではなく,これが跳べないという事になると,もはや能力の問題ではなく,単に練習不足以外の何ものでもないと思います。
これは前にも書いたことがありますが,行政書士試験は受け続けていればいつかは必ず合格できる試験だと思って間違いありません。
跳躍力を高める訓練を積むだけ。
ただこの訓練は基本的にひとりでやらなければなりません。
ここが他の試験との最大の違いで,他人と競い合うのではなく,ひたすら自分と戦い続けるストイックさを持ち合わせていないと確実に挫折してしまうことになります。
私が行政書士試験受験者に対しては,他の資格試験受験者とは違ってかなり厳しい言い方をするのは,試験勉強の段階でなまけてしまうと,本番で全く力が出せない状態で終わってしまうからです。
他の資格試験ですと周りの受験者との兼ね合いで,多少点数不足でも合格ということも起こりえますが,行政書士試験では自分が跳べなければ(出来なければ)そこで終わり。
最終的に,自分自身で乗り越えるしかないという考え方にならなければ,なにも奇跡的なことは起こらない試験ですから・・・
今年の11月に再受験を決意された方は,きのうの発表を受けて,結果を真摯に受け止めて,来年の発表の時には掲示板で自分の受験番号を発見しているイメージトレーニングから入られるのも良いかもしれません。
今年の試験の対策については追々書いていきますが,去年の試験の合格率9.05%から考えると,今年はかなり本気で引き締めてくるかもしれませんよ・・・
いまからしっかりした覚悟をもっていきましょう。