いわゆる「カジノ法案」(正式名称は特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案)が可決成立しました。
この法案(法律)については,ベースになっているのが非合法のギャンブルを合法化させるということですので,好き嫌いを含め賛否両論あるでしょうけどね(それを論じていますと時間がいくらあっても足りないと思いますのでここではやりません)・・・
重要なのは行政書士(会)への影響・・・
まずは来年度以降の試験ですかね・・・
行政書士試験の一般知識で聞かれる可能性があると思いますので,最低限どういうものなのか,いちおう条文は見ておいたほうが良さそうです。
そして行政書士の実務(業務)について。
この法律の条文上として,(カジノを行おうとする)民間事業者は法第11条に基づいて,「カジノ管理委員会」の許可を受けるということになっています。
今回成立した法案は,あくまでも整備法ということですので,具体的にどのような基準でどういう許可手続きになるのか等,(カジノ施設そのものについても)全くその概要は明らかにはなっていません。
来年以降作られる実施法によって具体化させていくことになるんでしょうけどね・・・
ただ,士業の中では行政書士(会)が間違いなく関わりが深くなっていくと思われます(カジノに最も近いのはパチンコだと思いますけど,将来的に,パチンコと共存していくのか,あるいはパチンコに取って代わるのか,という部分が非常に読み難いところです)。
今後,行政書士(会)がどう関わっていくのか,日行連会長談話が待たれるところです。