過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

金曜日の番外編:ラジオのある時間

2014-05-10 09:49:22 | 働かざる者喰ふべからず
愛車を運転する時、50km圏内で一人であれば、AMラジオを聞く。
耳から聞くだけで、情報を伝えられるように、配慮された日本語は美しい。言葉は伝えるために、選ぶことが出来る、と反省する(苦笑)。
ゲスト・スピーカーの、省略語には、アンカーがさりげなく説明を加えて、話を進める。
自分の感情を被せて、キャーキャー騒ぐ発語や、含み笑いしながらの発語は、顔が見えない時は、不愉快さを伝えかねないことも解る。
ラジオは話す立場の自分を磨く、学びの時間でもある。

凹んだ気持ちの時に、ラジオの言葉に、不意打ちされて号泣し、励まされることもある。
自分の選択とは違う音楽、番組構成に。見知らぬ世界のエッセンスが、飛び込んでくるから。ああ、人はこんなことも出来るんだっ、と励まされる。初めて聞く演歌に、共感する自分のヤクザな部分に身構える(笑)。

何よりもラジオには、予期せぬ笑いの種が、いつもある。プッと吹き出し、ニヤリッと含み笑い、ステアリングを叩いて大笑いする。
笑える間は、自分は未だ大丈夫だと思える。
そして、難しい顔をした初対面の誰かに、受け取った笑いを伝えることから、話しかけてみようと思えるから。

昨日は、辞書にのっていない漢字の話をきいた。
[魚◎]:魚へんに二重丸、で一文字
[金別]:金へんに別れる、で一文字

最初の文字は「ちくわ」、次の文字は「手切れ金」とのこと(笑)。
寄席の幕あいでの、言葉合わせの遊びと、落語家(はなしか)がいう。
漢字が表意文字ならでは、とも思うし、常に言葉遣いに敏感で、当意即妙な東の語りならでは!とも思う。
笑いも、語りも、生み出すことができる。人は、言葉をもって解り合うことが出来るのだ。
AMラジオならではの、人の語りは奥深い。

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2 コメント

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最近 (sapphire)
2014-05-10 10:12:19
テレビを見なくなりました。
楽しいと思えるはずのお笑番組では
「これ 子供が見て真似たら
きっといじめにつながるかも・・・」とか
「芸人」とよばれる人たちがメインで仕切る番組では
言葉が乱れて不快感を感じるから・・・だと思います。
プロのアナウンサーがいるのに
どうして言葉を大切にしてくれない人に任せるのだろうと
感じていました。
過労死予備群さんが仰るように、知らない世界を言葉で感じたり
熱い思いを言葉で感じるって
大切なことですね。
知らずに通り過ぎることを教えて下さってありがとうございました。
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sapphireさんへ:言葉の重さ (過労死予備群)
2014-05-13 08:19:50
sapphireさん、おはようございます。
言葉の重さを考えるコメントを、ありがとうございました。
私も…切ない気持ちで、テレビを消すことが多いのです。ご一緒の理由です。
誰かをあざ笑い、傷つける言葉は、哀しく淋しい気持ちになりますから。
言葉は、人を励まし、喜びを伝える大きな力も、現すことができる。そういう言葉を選べるように、自分なりに努めて参ります。
優しい応援、ありがとうございました。
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