過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

12月8日に寄せて /始まりから一年がたつ

2020-12-08 15:51:24 | 曇り空に旗をたてる
★食に関わる記事ではありません★


今日は12月 8日です。
私の記憶では、1941年の太平洋戦争の開戦日である、重い歴史の日でした。
体験していなくても、私がちびの頃には、親族にも体験者が多く居て。
宿題の「戦争の聞き取り」にいくと、暗い、怖い顔、哀しい顔、苦しい顔に変わる、大人たちに、戦争は恐ろしいもの、と感じ取ったものでした。

開戦から79年目の今日まで、日本が宣戦布告する機会を持たずにこれたこと。これだけは、先人に感謝し、私たちの世代も、厳しく守らねばならぬことと、12/8が来ると、私は秘かに決意します。
平和でなければ、医療も、福祉も、日常の暮らしも、守れないから、です。


その重い歴史の日に。
今年から、軛がもう一つ、重なりました(嘆)。
「2019年12月 8日に、湖北省武漢市は、原因不明のウイルス性肺炎に罹患した患者を、初めて確認した。症例は増えている。」と中国メディアが報じています。
さらに、12月30日には、武漢市衛生当局がだした「原因不明の肺炎に関する緊急通知」があり、武漢市の海鮮市場で、原因不明の肺炎患者が相次いでいるので、似たような患者がでたら、病院ごとにまとめて、報告せよ、と指示がでている記録が、ありました。

私達の暮らしを、根底から変えたもの。COVID19が人目に触れ出したのが、丁度一年前、なのです。

当局が気づいて、緊急通知を出したからこそ、現場の医師も、自らの同朋に、注意喚起をしました。


遺影となってしまった、李 医師。武漢市中心医院の眼科医を勤めていらして。感染拡大が起きている事実を、医療者コミュニティーに共有したことで、当局から罪に問われました。
最後は、自らも感染して、二月に亡くなられています。(写真は、2020年2月に、東洋経済オンラインで配信されたものを、引用しました)

皆に、危機が迫っていることを、分かち合って、皆で、生き残る可能性を考えようとした者が、非業の最後を遂げねばならない。。。こんな事象は、繰り返してはなりません。



改めて。
今日は、COVID19のパンデミックの始まりから、一年の節目の日です。
そして、人類の希望の小さな灯火が、今日、英国で広がろうとしています。ワクチン接種が始まる、その日が、奇しくも一年目なのです。

神様が、とか、奇跡が、とかでは無くて。(笑)
世界中で、頑張って、皆で生き残ろうと努力してきた人たちへの、一年目の応援の力が、実ったのだと、願いたい!
始まりの日に、疾病の終わりを始められますように。祈ります。



皆さん。
感染予防は、個人でできることを全うした上で、社会全体が、同じ基準で規制をかける行動が必要です。
個人の権利を制限せざるを得ないから、きっぱりした情報公開が必要です。

私達の国は、いま、それが出来ているのでしょうか?
誰かの隠された利害のために、わざわざ危険を招いていないでしょうか?

オリンピックはCOVID19に人類が勝った証と、言われた政治家がいたけれど、あれは最初は、東日本大震災からの復興を伝え、世界に感謝するために招致したはずです…。

津波に変えられた、命と暮らし。COVID19に変えられた、命と暮らし。
地球全体が危機に直面しても、尚、改められない社会の仕組みに、歯軋りするしかないのだろうかと、天を仰ぐ切なさがあります……。

されど、人は生きていかねばなりません。
一人一人、己のできることをしましょう。正しく恐れて、淡々と行動しましょう。感染予防は、まず、貴方の手から、口から始まるのです。

2020/12/08 過労死予備群 謹書


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