日本の役割の自覚を始める年に
麻生総理は、「世界で一番早く今回の不況から抜け出すのは日本だ」といわれました。昨今の状況の中では、残念ながら、この言葉は、あまりアッピール力を持って聞かれませんでした。
しかしこの言葉を、マスコミが作っている「さまざまな情景」から切り離して、言葉通りに受け取ってみれば、これは、極めて可能性の高い、日本人の気持ちを鼓舞する言葉だと思います。
日本には、資本蓄積があり、世界の先端を行く高度技術があり、それを具体的なモノづくりに仕上げていく技能の力があります。これだけ経営資源が揃っている国は、世界中に多分無いでしょう。
ということは、経済理論的には、日本が世界のトップを切って、現在の世界的混乱を克服する可能性は十分ということになります。
ところで、実際にそれを行うのは「人間」です。人間がどう考え、どう行動するかで、これは出来たり出来なかったりします。そして、日本人には多分それが出来るでしょう。なぜなら日本人は、基本的には真面目にコツコツ努力するからです。真面目な努力に勝るものはありません。
日本型の真面目や努力は、最近のアメリカ型のスマートなスタンドプレー方式に比べれば、確かに地味で、あまり格好良くないのかもしれません。しかし絶対に堅実です。今、世界の信用機構が崩壊している中で、「堅実」は、信用の復活につながる要素でしょう。
地味で控えめであっても、他人がそれを見て、「やっぱりあれが本当なのかな」と感じるような行動、というのが、どうも日本人には合っているのかもしれません。
今年あたりはそうした日本らしさを自覚し、地味に、控えめに世界に発信していくスタートの年になるのではないでしょうか。
麻生総理は、「世界で一番早く今回の不況から抜け出すのは日本だ」といわれました。昨今の状況の中では、残念ながら、この言葉は、あまりアッピール力を持って聞かれませんでした。
しかしこの言葉を、マスコミが作っている「さまざまな情景」から切り離して、言葉通りに受け取ってみれば、これは、極めて可能性の高い、日本人の気持ちを鼓舞する言葉だと思います。
日本には、資本蓄積があり、世界の先端を行く高度技術があり、それを具体的なモノづくりに仕上げていく技能の力があります。これだけ経営資源が揃っている国は、世界中に多分無いでしょう。
ということは、経済理論的には、日本が世界のトップを切って、現在の世界的混乱を克服する可能性は十分ということになります。
ところで、実際にそれを行うのは「人間」です。人間がどう考え、どう行動するかで、これは出来たり出来なかったりします。そして、日本人には多分それが出来るでしょう。なぜなら日本人は、基本的には真面目にコツコツ努力するからです。真面目な努力に勝るものはありません。
日本型の真面目や努力は、最近のアメリカ型のスマートなスタンドプレー方式に比べれば、確かに地味で、あまり格好良くないのかもしれません。しかし絶対に堅実です。今、世界の信用機構が崩壊している中で、「堅実」は、信用の復活につながる要素でしょう。
地味で控えめであっても、他人がそれを見て、「やっぱりあれが本当なのかな」と感じるような行動、というのが、どうも日本人には合っているのかもしれません。
今年あたりはそうした日本らしさを自覚し、地味に、控えめに世界に発信していくスタートの年になるのではないでしょうか。
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