tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

益々解りにくくなる選挙戦ですが

2017年10月01日 12時33分14秒 | 政治
益々解りにくくなる選挙戦ですが
 あと20日余で選挙の投票日ですが、一体どこがどうなるのか、誰がどうなるのか、益々解りにくくなって、われわれ選挙民が10月22日までに確信をもって投票できる様になるのか、心配です。

 もともと今回は、解散総選挙の意義が良く解らない事に始まり、その後、与党は結束感を高めていますが、野党側は、安倍政権を倒してより良い日本を作るという掛け声だったと思うのですが、どうもそれよりも、我が党わが身の問題の方が先に立って、国民が夫々の政策を理解して、納得して候補者を選べるような状態になっていません。

 もともとが、与党も与党で、「元寇」の時の日蓮上人の「国難来たる」を真似たよう言動ですが、国難の中身が、北朝鮮のミサイルと少子高齢化で、対策は、再来年に消費税増税をやって、その収入増6兆円のうち新たに2兆円ほどを幼児教育無償化などの子育てと介護に使うという事だそうです。(経済が大変だったら増税はしないとも言っています)
 
 「国難」の巨大さと、不確定な「2兆円」の不釣り合いがどうにも気になります。
 それよりトランプさんに「子供じみた北朝鮮への挑発はやめた方がいいですよ」ぐらい言ってくれた方が「国難」回避には有効のような気もします。

 一方、野党の方は、一致協力して新しい政権の受け皿を作り、安倍政権に代わる新たな「より良い日本を作る」ための政権を目指すというスローガンで出発したようですが、その後の動きを見ますと、どうも少し違って、「小異を捨てて大同につく」といった動きではないようで、どうも「自己都合」ではないかといった動きが目立ちます。

 今の与党のように、憲法を変えたい人も変えたくない人も、原発容認の人も廃止の人も、何となく意識が同じならばみんな一緒、といったことでないと、大きな塊は出来ないようです。
 新生党の時は、その辺りはうまく行ったようでしたが、今回はどうでしょうか、新生党の流れを汲むリーダーも多いようですが。

 また、民進党については「リベラル」という言葉が何か、基本的な違いになってきているような面も見られますが、自民党の「自」もリベラルですが、リベラルの意味は変遷し、今は「正義」に近いといった解釈も多いようです。

 二大政党対立が理想と言いながら、何時も一強多弱のような状態が続きます。自己都合より、国民が安心して信頼出来る選択肢が2つあるといった状態を実現することが二大政党対立の良さでしょう。

 世界中が統合指向から分裂指向に動いているような今日この頃ですが、分裂より統合の方が良い事は歴史が証明しています。
 早く国民に分かりやすいハッキリした対立軸と、国民が「これなら解る」と納得できるような政策を示して、国民が「良く解らないけど投票する」とか「解らないから投票に行かない」といったことにならないような状態を作り出してほしいと思っています。

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