tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

国、赤木ファイルの存在認める

2021年05月06日 20時32分54秒 | 文化社会
国、赤木ファイルの存在認める
 連休中のニュースは、コロナ、コロナで埋め尽くされた感じでしたが、その中で国が、これまで存否を明らかにしてこなかった所謂「赤木ファイル」の存在を認めることが明らかいなりました。

 森友事件の際、安倍首相夫妻の関与を無かったこととするため、財務省が首相意向を忖度、公文書の改竄を現場の近畿財務局に命じ改竄を担当した赤木さんが改竄に反対、最終的に自死する際、実情を克明に実情を書き残したファイルということです。

 勿論、自民党にとっては致命的な打撃を与えかねないもので、残された赤木夫人の提訴により政府の態度が注目されていたものです。

 客観的な状況としては、存在することは誰の目にも明らかで、週刊文春は、そのその内容まで報じていましたから、存否不明が政府の嘘であることは、国民のほとんどは認識していたでしょう。だから政府も無いと言えずに存否不明としてのでしょう。

 この度、裁判所の意向で、政府も存在を認めることとなったので、今度は、中身について政府は嘘をつき通さなければなりません。多分、隠蔽のための黒塗りの部分が増えるでしょう。そして国会の議論は、政府の嘘と解っていての議論になるのでしょう。
 一度嘘をついてしまうと、嘘は嘘を呼ぶことになるのです。
 
 恐らく財務省中心に、政府は必死の嘘を積み重ねるでしょう。失敗すれば、自民当政権は消えるかもしれないからです。

 自民党に自浄能力がなくなり、嘘で固めて政権にしがみつくようになってもう8年でしょうか。
 このままでいったら、日本の民主主義政治がとんでもない間違った方向に国民を引っ張っていった時代、国民も野党も愚かにもそれを認めてしまった時代という、戦後日本の民主主義の歴史に一大汚点を残すことになるのではないでしょうか。

 アメリカは、かろうじてトランプさんの異形の行動に気づき、バイデンさんの正常な感覚に政治を戻ったようです。
 
 日本では今年が選挙の年になるのでしょう。
政府が国民に説明しなかったり、説明が出来なかったり、説明してもそれが嘘だったりといった事がなくなるような政治を行う政権を、国民がよくよく考えて選び、そして創り上げていかなければいけないようです。

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