tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

我が家のホタル:ヘイケ全盛

2014年06月26日 20時00分42秒 | お知らせ
我が家のホタル:ヘイケ全盛
 昨年の今日、「今年のホタルは」を書かせて頂きました。
 多少気候は不順でも、自然のサイクルは着実に回っています。先週以来、我が家では、産卵用のケージの中で、ヘイケボタルのオス・メスが入り乱れて乱舞しています。

 といっても実際はメスは下に敷いた水苔の上でどちらかというと静かに光り、オスの方は、籠の網を登ったり羽を広げて飛翔したりしながら下のメスに狙いをつけて交尾・産卵というのが習性なのだそうです。

 昨年の今日、ブログを書いてから、その後10日ほどで次第に「蛍の光」は消え、ケージの中は静かに暗くなり、華やかだった黄緑の光の乱舞は、まさに一場の夢のようでした。
 しかしホタルたちは確りと卵を残してくれ、7月下旬には無数の幼生が、水を張った、発泡スチロールの箱の中に落ち、餌のモノアラガイ、サカマキガイ、幼いタニシなどを食べ、秋にはもう1cm程に成長していきました。

 今年の春、上陸して繭を作る段階まで成長した幼虫が約150、これを半分はベランダの人工上陸装置、半分を庭のU字溝を利用した簡易ビオトープに放流して、6月の羽化を待ちました。人工上陸装置の方は水道水、U字溝の方は雨水タンクからの水です。

 これまでに50~60匹が羽化、U字溝からの方が時期は早めで、人工上陸装置の方はまだ羽化が続いています。羽化したホタルは産卵用ケージに取り入れ、来年に備えるのですが、暗くなると近所の方々がかわるがわる見物に来られたりしています。

 もう少し幼虫の育つ数が多くなると、採卵用のケージに取り込む数を決めて、ある程度は自然に飛ばせるようになると思い、幼虫が数百ぐらい上陸するところまで持って行きたいと努力しているところです。

 今年は、より大きくてよく光るゲンジボタルの飼育にも挑戦しようと、ゲンジの幼虫を仕入れましたが、こちらの方は、どうもうまくいかないようです。もう少しノーハウの蓄積が必要なのでしょう。

 我が家のホタルは、今年はまだ清盛の時代、頼朝・義経の時代にはなっていないようです。